瀬間亜理砂バレエ教室のブログ

【おうちバレエ習慣】vol.14 プリエ、お膝で曲げていませんか?

おうちバレエ習慣 vol.14
ありさ先生のレッスンノート

大人クラスのレッスンで、よくこんなことをお話しします。

「お膝を曲げたり伸ばしたりするとき、お膝に力を入れないですよ。」

膝を曲げるのに、膝に力を入れない?

ちょっと不思議に聞こえるかもしれません。

プリエというと、
「膝を曲げて、伸ばすもの」
と覚えている方も多いのではないでしょうか。

もちろん、外から見れば
膝は曲がり、そして伸びています。

でも
プリエの本来の役割は、単なる膝の屈伸ではありません。

足裏で床をしっかり捉え
体幹を引き上げながら
全身のバランスを保つための土台をつくること。

そのためには
膝だけを使って身体を上げ下げするのではなく
足裏から脚、骨盤、体幹までを
つなげて動かしていくことが大切です。

脚を「2本のゴム」にしてみましょう

そんなプリエを身体で感じてもらうために
私はレッスンでこんなイメージを使います。

上半身と床との間に、
脚の代わりに2本のゴムがあると思ってみてください。

プリエするときは
そのゴムの真ん中から
左右へ、外へ、引き伸ばしていく。

膝をグッと曲げるのではなく
2本のゴムを外へ引き伸ばしていくことで
膝が曲がっていきます。

そして、もう一つ。

「上半身の高さは変わらないつもりでね。」

もちろん
実際にはプリエをすれば身体の位置は下がります。

でも
「下へ行こう」と思わない。

足裏で床を押し
身体は上へ引き伸ばしたまま。

股関節の中ではアン・デオールを続けながら
2本のゴムを外へ引き伸ばしていきます。

では、伸びるときは?

今度は、

「膝を伸ばそう」としないこと。

前腿に力を入れて
膝をグッと押し伸ばすのではなく

足裏と
プリエでつくった内腿の下側から
坐骨を下から押し上げるように。

そして
骨盤を支えている下腹の奥から、

「ひょいッ」

と身体を持ち上げます。

すると――
その結果として、膝が伸びてくる。

膝だけでプリエをしようとしない

膝を曲げる。
膝を伸ばす。

外から見れば、確かにそう見える動きです。

でも身体の中では、
膝だけでその動きをしようとしない。

床を押す。
身体を引き伸ばす。
アン・デオールする。

そして
身体全体をつなげたまま動き続ける。

プリエは
ジャンプの踏み切りや着地
回転への準備など
さまざまな動きにつながっていく
バレエの大切な土台です。

だからこそ、

「膝を曲げて、伸ばす」だけで終わらず、
自分の身体の中で何が起きているかな?

そんなことも感じながら
いつものプリエをしてみてくださいね。

今日も、一日一回、
自分の身体を思い出してみませんか。

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一日一回、自分の身体を思い出してみましょう。

【BalletLabo栄養学】 動きが重いと感じる時に食べたいメニュー3選

<栄養士が考えるメニュー①>

鶏ささみと梅・大葉のだし茶漬け+温泉卵

糖質・たんぱく質を重たくない料理で摂る

ご飯+鶏ささみ+卵
糖質だけでなくたんぱく質を一緒に摂れる

「動きを軽くしたいから炭水化物を抜く」のではなく

動くために必要な糖質を適量摂る
という考え方がGood!

梅干し・だし・大葉など
味のある食材を利用すれば
しょうゆをたくさん加えなくても満足感がアップ

《asumi’sアドバイス》

「お腹が軽い」と
「身体が軽く動く」は同じではない!

動くためのエネルギーを入れておくことも
軽やかに踊る準備のひとつ

<栄養士が考えるメニュー②>

えび・ズッキーニ・トマトのクスクスサラダ

トマト+オリーブオイル→ 脂溶性カロテノイドの吸収をサポート

クスクス+えび→ 糖質+たんぱく質

これに野菜を合わせることで
レッスン前後の一皿としてバランスを整えやすくなる

市販の濃いドレッシングをたっぷり使う代わりに
レモン+ハーブ+少量のオリーブオイル
で味付けするのがポイント

《asumi’sアドバイス》

前の食事の量や時間・疲労・睡眠
などによって身体の感覚は変わる。

その日の体重より
今日の身体がどう動いている?
を見てみて

<栄養士が考えるメニュー③>

白身魚と白菜・春雨のしょうがスープ

白身魚からたんぱく質

春雨から糖質

白菜などの野菜からカリウムなどを摂る

温かいスープなので
仕事帰りや寒い日のレッスン前後にも
取り入れやすいメニュー

春雨+白身魚→ 糖質+たんぱく質

「軽いもの=野菜だけ」ではなく
動くためのエネルギーと
身体を支える材料を
両方摂ることがポイント

《asumi’sアドバイス》

いつ食べる?
どのくらい食べる?
どう調理する?
まで考えてみましょう

同じ食材でも
食べ方ひとつでレッスン中の身体の感覚が変わることがあります

栄養士・フードコーディネーターの資格を持ち
自身もバレエ経験者である asumi が
大人バレリーナに向けて
「踊り続けるための栄養と暮らし」を綴るシリーズです

このシリーズでは
✔ 食材別の栄養と調理の工夫
✔ 疲れにくい身体づくり
✔ 年齢を重ねた大人のバレエとの向き合い方
など、レッスンだけでは補えない部分を
“日常の食と習慣”からサポートしています

asumiプロフィール

|栄養士・フードコーディネーター・バレエ経験者

5歳よりクラシックバレエを始め、
松原扶佐子氏、水谷訓子氏に師事

『くるみ割り人形』全幕をはじめ、
『白鳥の湖』『眠れる森の美女』『ショピニアーナ』
『スケートをする人々』など、数多くの古典作品・創作作品に出演

幼少期より食物アレルギー(大豆・小麦・卵)を経験し、
大学では栄養学を学び、栄養士・フードコーディネーター資格を取得

現在は、
・健康的な身体づくり
・トレーニング中の栄養サポート
・発表会・コンクール前後の身体づくりとリカバリー
など、バレリーナの身体と栄養の関係に関心を持ち、学びを深めている。

BalletLabo栄養学では、
バレエ経験者としての視点と、栄養の専門知識をもとに、
大人バレリーナが「食べて、美しく、踊り続ける」ためのヒントを発信中。

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一日一回、自分の身体を思い出してみましょう。

何を思い出せばいいか、迷ったら…

「一日一回
自分の身体を思い出す」

そうお伝えしていますが
実際には

「何を思い出せば
いいのだろう」

と迷う方も
いらっしゃるかもしれません。

レッスンの日は
先生の声掛けで
自然と思い出せます。

でも
レッスンとレッスンの間の日々は
一人で思い出すのは
意外と難しいものです。

そんな時は
YouTubeにアップしている
トレーニングやストレッチの動画を
見ていただくのも一つの方法です。

レッスンの中で
お伝えしている言葉や動きを

映像を通して
思い出すきっかけに
なると思います。

もっとじっくりご自宅で
取り組んでいきたい方には
オンラインバレエ講座も
ご用意しています。

「思い出す」方法は
一つではなく 人それぞれで
良いのだと思います。

レッスンの日も
レッスンのない日も

自分に合った方法で
少しずつ
積み重ねていけたら。

今日も一日一回
自分の身体を思い出してみませんか。

▼YouTubeチャンネルはこちら
https://www.youtube.com/channel/UCQ_IEhO3zSrMALs5QQKFAaw/featured

▼オンラインバレエ講座の詳細はこちら
http://bit.ly/OD_arisaB

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一日一回、自分の身体を思い出してみましょう。

【バレエ用語】イタリアン・フェッテ

<イタリアン・フェッテ>

このパは
イタリアのチェケッティメソッドで
ダンサーたちが好んで踊っていた
というところからついた名称。

正式には
グラン・フェッテ・アン・トゥールナン・アン・ドゥダン 
grand fouetté en tournant en dedans

力強く華やかなパですので
女性ヴァリエーションの終盤に
このパが入ることもあり
ラストに向けて盛り上がっていきます。

ピルエットのように
同じポーズのまま連続で回るのではなく

「脚を高く蹴り上げる」
「上体を回転させる」
「アチチュードのポーズでピタッと止まる」

という一連の動的なプロセス全体で
1回の回転を構成しているため

軸の引き上げ
プリエで下りる瞬間や脚を上げる時に腹筋・背筋を緩めず
上体を垂直に保つことがとても重要になってきます。

*イタリアン・フェッテ*

grand fouetté en tournant en dedans 

アチチュードまで含めると
grand fouetté en tournant en dedans, attitude croisée 

(直訳すると「大きな」「鞭打つような」「回りながら」「内回り」「交差されたアチチュード」)

バレエにおいては
ルルベしながら片脚をデヴェロッペで
エカルテ・ドゥヴァンに高く上げ
その脚を下ろして1番ポジションを通過し
内回りに回転しながら
アティテュード・クロワゼ・デリエールでポーズする
までを繰り返し続けること。

大きく振り上げる脚に意識がいきがちですが
軸足のコントロールが崩れると
続けられなくなるので

踏み込むときにプリエで真っ直ぐ床を押し
真上に一瞬で引き上げルルベに立ち上がるよう意識しましょう。

もっと詳しく

『バレエ教師が伝えたい バレエのレッスン疑問点 no.85 センターレッスンの流れ⑥回転(ターン)の種類』

https://arisaballet.com/blog/diary/808.html

実際の動きやトレーニングは
YouTube「瀬間亜理砂バレエ教室」で動画でも解説しています

https://www.youtube.com/

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一日一回、自分の身体を思い出してみましょう。

【おうちバレエ習慣】vol.13 「できた!」で、終わっていませんか?

おうちバレエ習慣 vol.13
ありさ先生のレッスンノート

ルルベで高く立てた。

ピルエットが回れた。

ジャンプで高く跳べた。

アラベスクで、きれいにバランスできた。

レッスンの中で
「できた!」と思える瞬間は
やっぱり嬉しいものです。

でも私は
そのあとをとても大切にしています。

できたところで
終わりではないからです。

バレエは
きれいなポーズを一つずつ
並べていくものではありません。

そのポジションへどうやって行き
そこからどうやって
次の動きへつなげていくのか。

動きの最後まで
自分の身体をコントロールして
初めて一つの動きが終わります。

ルルベは、立てたら終わり?

たとえば
1番ポジションからのルルベ。

まずは
足指でしっかり床を押して
足裏から身体を引き上げ
高いところまで立てるようになること。

トウシューズでも同じです。

まずは
きちんと立ち上がれるようになることが大切です。

でも
それができるようになってきたら
今度は、

「どうやって降りてくる?」
ということも考えてほしいのです。

せっかくきれいに立てても、

「できた!」

と安心した瞬間に
身体の意識がなくなって
かかとをストンと落としてしまったら

そこで身体のコントロールも切れてしまいます。

そこで私は、こんなふうに伝えています。

「内腿からかかとまで、ファスナーを閉めるように降りてきてね。」

ファスナーは、下げるだけでは閉まりません

ファスナーを閉めるとき

金具だけを下へ動かしても
きれいには閉まりませんよね。

端を持って支えながら
金具を引っ張っていくことで
左右が一つにつながっていきます。

ルルベから降りてくるときも
私の中ではそんなイメージです。

かかとを
ただ下へ降ろすのではなく
下腹は上へ引き上げ続ける。

そして
アン・デオールした内腿からかかとまでを
左右から少しずつ
閉じ合わせていくように降りてくる。

かかとは下へ。
下腹は上へ。

上下に引っ張り合いながら
内腿からかかとまでファスナーを閉めていく。

そうすると
身体を引き上げたまま
1番ポジションへ戻ってくることができます。

高く立ち上がるところだけではなく、

きちんと降りてくるところまでがルルベ。

私はそう考えています

バレエは、テレビのように画面を切り替えられません

これはルルベだけの話ではありません。

ピルエットなら
回れたところで終わりではない。

ジャンプなら
高く跳べたところで終わりではない。

アラベスクなら
きれいなポーズができたところで終わりではない。

そのあと、どうやって
次のポジションへ身体を連れていくのか。

私はレッスンで
よくこんなことを言います。

「バレエを踊っていくって
テレビのようにポーズを取ったところで
次のシーンに画面を切り替えられないの。」

テレビなら
きれいな場面を映して
次の瞬間には
別の場面へ切り替えることができます。

でも
踊っている私たちの身体はそうはいきません。

今いるポジションから
次のポジションまで
自分の身体で
移動していかなくてはいけない。

だから、

「きちんと終わるところまで、自分で責任を持ってね。」

と伝えています。

音楽も、待ってくれません

前回のvol.12では、

「レッスンの時から、音楽を感じて踊ってほしい」

というお話をしました。

音楽に合わせて踊っていると
「できた!」という瞬間で
音楽が止まってくれるわけではありません。

音楽は、その先へ流れていきます。

だから身体も、

立った。
回った。
跳んだ。
ポーズをした。

そこで終わるのではなく
音楽と一緒に
その先へ動き続けていく。

動きと動きの間も、バレエなんです。

最後まで、自分の身体を見届ける

発表会のリハーサルだから
最後まできれいに踊る。

本番だから
最後まで気を抜かない。

それだけではありません。

普段のバーレッスンの
ルルベ一つでも
タンジュ一つでも同じです。

動き始める前に身体を準備して、
動いている間も身体を感じて、
そして、最後のポジションへ戻るところまで自分でコントロールする。

その積み重ねが
踊る身体を育てていくのだと思います。

「できた!」
その瞬間は、もちろん嬉しい。

でも
そのあともう少しだけ
自分の身体を見てあげてください。

どんなふうに終わるところまで連れていこうかな。

そこまでできたら
きっと「できた!」がもう一つ深くなります。

今日も、一日一回、
自分の身体を思い出してみませんか。

教室では
全クラス、体験レッスンを受付しています

はじめてでも大丈夫です。
ぜひ一度いらしてください。

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