瀬間亜理砂バレエ教室のブログ

【おうちバレエ習慣】vol.15 アームス、形を作るだけになっていませんか?

おうちバレエ習慣 vol.15
ありさ先生のレッスンノート

今、教室では振付のレッスンに入っています。

振付になると
普段のレッスン以上に気になるのが
上半身の使い方です。

アン・ナヴァン
アン・オー
アラベスク……

みんな
それぞれのアームスの形も位置も
ちゃんと分かっています。

どこを通って
次のポジションへ動かすのかも
分かっている。

それなのに
踊りになると身体がうまく支えられない。

そんなとき私は、

「その腕、どこで支えている?」

と考えます。

正しい位置に置くだけでは、身体は支えられない

アームスの位置や使い方は
バレエのメソッドによって違いがあります。

私はワガノワメソッドを学んできましたが
今回お話ししたいのは
「何cmの高さに腕を置くか」
ということではありません。

もちろん
基本となるポジションを
正しく覚えることは大切です。

でも
先生に言われて腕を1cm上へ直して
見た目には正しい位置になったとしても

そのアームスをどう使うのか

という意識がなければ
踊りの中で身体を支えることはできません。

私が教わった中で
今も大切にしている身体のイメージがあります。

「脇を縦にして、そこから腕を横へ、下からT字に支える。」

肩から腕を吊り上げて
その位置に置いておくのではありません。

下から、腕を支える。

私はこの感覚を
生徒にこんな話で説明することがあります。

新聞紙の束をどう持つ?

新聞紙、どうやって持ち上げますか?

新聞紙の束を廃品回収に出すとき
紐で縛った新聞紙を
上から紐だけつかんで
「よいしょ」と持ち上げようとすると
重く感じませんか?

でも
新聞紙の下に手を入れて

下から支えて持ち上げる。

その方が、持ち上げやすく感じます。

身体も同じように考えてみます。

腕を肩から「よいしょ」と
持ち上げるのではなく

脇の下側から、腕を支える。

するとアームスは
ただきれいな形をつくるためのものではなく
身体を支える一部になってきます。

脚が動く前に、アームスを準備する

この
「アームスで身体を支える」という感覚は
振付になるとさらに大切になります。

脚が先?アームスが先?

私は子どもクラスから
脚のパを動かす前に
アームスや上半身を先に準備するように
指導しています。

たとえば
アン・オーでシュスをするとき。

アン・ナヴァンのままシュスに立って
それからアン・オーにするのではありません。

プリエをしている間に
アームスをアン・ナヴァンから
目の高さくらいまで先に上げておきます。

そしてシュスに立つときには
肘から先をアン・オーへ。

こうすることで脚が動く前に
すでに上半身には
身体を支える準備ができています。

アラベスクでも同じです

軸脚を前へ出してプリエしている間に
アン・ナヴァンから
片腕を前、片腕を横へ。

このとき
いきなりアラベスクの腕の形をつくるのではなく
丸いアームスのまま
身体を支えられるところまで先に準備します。

そしてアラベスクになるときに
肘から先をスーッと引き伸ばす。

すでにアームスで
身体を支える準備ができているところから脚を動かし
最後にアームスを引き伸ばしてバランスを取ります。

アームスは「あとからつける飾り」ではありません

運動音痴な私でも…

私自身
もともと身体を動かすことが
とても得意だったわけではありません。

だからこそ
「アームスで身体を支える」
というイメージは

自分の身体をコントロールするために
とても分かりやすいものでした。

脚を動かしてから
あとで腕をきれいな形にするのではなく
次に身体が動くための準備を
アームスが少し先に始めている。

そう考えると
アームスの位置だけではなく
動かすタイミングにも意味が出てきます。

アン・ナヴァン。
2番。
アン・オー。
アラベスク。

「アームスの位置は合っているかな?」だけではなく

「私は今、このアームスで何をしている?」

「このアームスで、次に動く身体を支えられている?」

そんなことも感じながら
いつものアームスを使ってみてくださいね。

形を正しくつくることがゴールではなく
その形を、次の動きのためにどう使うか。

アームスも
踊る身体の大切な一部です。

今日も、一日一回、
自分の身体を思い出してみませんか。

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【BalletLabo栄養学】レッスンがある日の朝ごはん、何を食べる?

これまで
「バレエのお悩み」と「栄養」のつながりを
中心にお届けしてきたBalletLabo栄養学。

今回から

「大人バレリーナのレッスンごはん」

をテーマにお届けしていきます。

レッスンの前は何を食べる?
レッスンの後は?
朝や仕事の合間には、どんな食事がいい?

そんな日々のちょっとした疑問を
栄養の視点から一緒に考えていきます。

忙しい毎日の中でも
無理なく取り入れられる
「レッスンごはん」を見つけていきましょう。

完璧じゃなくても大丈夫。
できることから、少しずつ♪

<レッスンがある日の朝ごはん、何を食べる?・前編>

「今日はレッスンの日!」
そんな朝、何を食べていますか?

夜のレッスンだから
朝ごはんは関係ないと思うかもしれませんが
朝食はその日の活動を始めるためのエネルギー補給!

レッスンの時間だけではなく
朝から一日をどう過ごすかも
夜に踊る身体につながります

《時間帯|朝》

起きたばかりの身体は
夕食から時間が空いている!

これから仕事や家事をして
その先にレッスンがあるなら
朝から少しずつ一日を動くための
エネルギーを補給していくことが大切

「夜レッスンだから、お昼から気をつければいい」
ではなく
レッスンの準備は朝から始まっている!
そんなふうに考えてみよう

《身体の状態|長い空腹のあと》

睡眠中にも
身体はエネルギーを使っているので
朝食を抜いたまま活動を始めると
昼食まで長い空腹時間が続くこともある

特に大人バレリーナの場合
朝食→仕事・家事→昼食→仕事→レッスンと
一日そのものが長い

だから朝から完璧な「バレリーナ食」を
作る必要はなくても

まず身体にエネルギーを入れて
一日をスタートさせることを意識する!

《必要な栄養》

朝食では「糖質+たんぱく質」を!

ご飯やパンなどの糖質は
身体や脳を動かすエネルギー源になります

卵、乳製品、大豆製品、魚、肉などからは
身体をつくる材料となるたんぱく質が摂れるので

そこへ果物や野菜をプラスできれば
ビタミンやミネラルも補える

つまり

主食+たんぱく質のおかず+野菜や果物

を基本形にする

難しい栄養計算をしなくても
朝食を組み立てやすくなる!

では
朝ごはんには何を組み合わせたらいいのでしょう?

次回は
忙しい朝でもできる
「おすすめの朝ごはん」と
「コンビニならこんな組み合わせ♪」
をご紹介します。

朝から完璧に準備しなくても大丈夫。

ちょっとした工夫でできる方法を
一緒に見つけていきましょう。

栄養士・フードコーディネーターの資格を持ち
自身もバレエ経験者である asumi が
大人バレリーナに向けて
「踊り続けるための栄養と暮らし」を綴るシリーズです

このシリーズでは
✔ 食材別の栄養と調理の工夫
✔ 疲れにくい身体づくり
✔ 年齢を重ねた大人のバレエとの向き合い方
など、レッスンだけでは補えない部分を
“日常の食と習慣”からサポートしています

asumiプロフィール

|栄養士・フードコーディネーター・バレエ経験者

5歳よりクラシックバレエを始め、
松原扶佐子氏、水谷訓子氏に師事

『くるみ割り人形』全幕をはじめ、
『白鳥の湖』『眠れる森の美女』『ショピニアーナ』
『スケートをする人々』など、数多くの古典作品・創作作品に出演

幼少期より食物アレルギー(大豆・小麦・卵)を経験し、
大学では栄養学を学び、栄養士・フードコーディネーター資格を取得

現在は、
・健康的な身体づくり
・トレーニング中の栄養サポート
・発表会・コンクール前後の身体づくりとリカバリー
など、バレリーナの身体と栄養の関係に関心を持ち、学びを深めている。

BalletLabo栄養学では、
バレエ経験者としての視点と、栄養の専門知識をもとに、
大人バレリーナが「食べて、美しく、踊り続ける」ためのヒントを発信中。

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一日一回、自分の身体を思い出してみましょう。

まだ踊れていなくても、大丈夫

秋のイベントに向けて
それぞれの受講者の方が
振付を少しずつ覚えている段階です。

憧れのバレエを踊っている

そんな感覚になれるのは
もう少し先のことだと思います。

今は
脚のステップ
アームスの動き
顔の向きやニュアンス…

一つひとつを
必死に覚えている途中です。

華やかな瞬間より
地道な積み重ねの日々。

でも、この段階こそ

理解してから動く。
繰り返して身体に覚えさせる。

を

一番濃く実践している時間なのだと思います。

10月12日には
全体リハーサルを予定しています。

そこまでにそれぞれの方が
どんな風に仕上げていくのか。

私自身も楽しみに見守っています。

今日も一日一回
自分の身体を思い出してみませんか。

▼体験レッスンの詳細はこちら
https://arisaballet.com/personal/

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【バレエ用語】踊りの形態

「バレエ用語ブログ」1周年

「バレエ用語ブログ」は、今回で1年になりました。

これまで
レッスンでよく使うパや方向など
バレエを踊るために知っておきたい言葉を中心にご紹介してきました

これからは少し視点を広げて

踊りの人数や形態
バレエ作品の構成
音楽に関する言葉など

「バレエを観るときにも役立つ言葉」もご紹介していきます

言葉を知ると、バレエの見え方が少し変わる。
知ると、バレエがもっと面白くなる。

これからも
バレエを踊る方はもちろん
バレエを観るのが好きな方にも
楽しんでいただけるような
「バレエの言葉」をお届けしていきます

<踊りの形態 人数>

バレエでは、踊る人数によって呼び名が決まっています

*ヴァリエーション/パ・スル*

Variation / Pas seul 

1人で踊るソロの形態 

物語の主役や主要なソリストの見せ場となります

*パ・ド・ドゥ*

Pas de deux 

2人で踊る形態で、一般的には男女ペアで踊られます

同性2人による踊りは「デュエット」といい、パ・ド・ドゥとは区別されます

*パ・ド・トロワ*

Pas de trois 

3人で踊る形態

『白鳥の湖』第1幕王子の友人、『海賊』オダリスク、『パキータ』など

*パ・ド・カトル*

Pas de quatre 

4人で踊る形態 

『パ・ド・カトル』
1845年に初演された4人の女性舞踊家のための作品はそのまま作品名になっています

*パ・ド・サンク*

Pas de cinq 

5人で踊る形態 

『眠れる森の美女』の宝石の踊りに取り入れられる場合があります

*パ・ド・シス*

Pas de six 

6人で踊る形態 

『眠れる森の美女』プロローグの妖精の踊り、『ナポリ』第3幕、『ジゼル』第1幕に取り入れられる場合があります

2人からはフランス語の1,2,3・・・です

バレエの言葉をひとつ知るだけで
舞台の見え方が少し変わることがあります

これからも
踊る方にも
観るのが好きな方にも
楽しんでいただけるような
「バレエの言葉」をご紹介していきます

次回は「パ・ド・ドゥとは?」

知ると、バレエがもっと面白くなる。

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【おうちバレエ習慣】vol.14 プリエ、お膝で曲げていませんか?

おうちバレエ習慣 vol.14
ありさ先生のレッスンノート

大人クラスのレッスンで、よくこんなことをお話しします。

「お膝を曲げたり伸ばしたりするとき、お膝に力を入れないですよ。」

膝を曲げるのに、膝に力を入れない?

ちょっと不思議に聞こえるかもしれません。

プリエというと、
「膝を曲げて、伸ばすもの」
と覚えている方も多いのではないでしょうか。

もちろん、外から見れば
膝は曲がり、そして伸びています。

でも
プリエの本来の役割は、単なる膝の屈伸ではありません。

足裏で床をしっかり捉え
体幹を引き上げながら
全身のバランスを保つための土台をつくること。

そのためには
膝だけを使って身体を上げ下げするのではなく
足裏から脚、骨盤、体幹までを
つなげて動かしていくことが大切です。

脚を「2本のゴム」にしてみましょう

そんなプリエを身体で感じてもらうために
私はレッスンでこんなイメージを使います。

上半身と床との間に、
脚の代わりに2本のゴムがあると思ってみてください。

プリエするときは
そのゴムの真ん中から
左右へ、外へ、引き伸ばしていく。

膝をグッと曲げるのではなく
2本のゴムを外へ引き伸ばしていくことで
膝が曲がっていきます。

そして、もう一つ。

「上半身の高さは変わらないつもりでね。」

もちろん
実際にはプリエをすれば身体の位置は下がります。

でも
「下へ行こう」と思わない。

足裏で床を押し
身体は上へ引き伸ばしたまま。

股関節の中ではアン・デオールを続けながら
2本のゴムを外へ引き伸ばしていきます。

では、伸びるときは?

今度は、

「膝を伸ばそう」としないこと。

前腿に力を入れて
膝をグッと押し伸ばすのではなく

足裏と
プリエでつくった内腿の下側から
坐骨を下から押し上げるように。

そして
骨盤を支えている下腹の奥から、

「ひょいッ」

と身体を持ち上げます。

すると――
その結果として、膝が伸びてくる。

膝だけでプリエをしようとしない

膝を曲げる。
膝を伸ばす。

外から見れば、確かにそう見える動きです。

でも身体の中では、
膝だけでその動きをしようとしない。

床を押す。
身体を引き伸ばす。
アン・デオールする。

そして
身体全体をつなげたまま動き続ける。

プリエは
ジャンプの踏み切りや着地
回転への準備など
さまざまな動きにつながっていく
バレエの大切な土台です。

だからこそ、

「膝を曲げて、伸ばす」だけで終わらず、
自分の身体の中で何が起きているかな?

そんなことも感じながら
いつものプリエをしてみてくださいね。

今日も、一日一回、
自分の身体を思い出してみませんか。

教室では
全クラス、体験レッスンを受付しています

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ぜひ一度いらしてください。

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もっとバレエを楽しみたい方へ

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