瀬間亜理砂バレエ教室のブログ

⑥ バレエのレッスン内容って?どんなことを習うの?

バレエ教師が伝えたい バレエのレッスン疑問点 no.42

バレエを習い始める前に知っておきたいこと

⑥ バレエのレッスン内容って?

 

 

バレエを習い始める前にレッスンっていったいどんなことをするのか・・・?

 

 

バレエのレッスンを受けて身に付けていくことは、

*ストレッチ

*体幹トレーニング

*バーレッスン

*センターレッスン

年齢やレベルに応じてどこに重点を置いてレッスンするか違ってきますが、これらを日々反復練習をしていくことで、細いけど強くしなやかな身体で、思い通りにコントロールしながら踊ることができるようになっていきます。

 

*ストレッチ

レッスンの前に過度なストレッチをすると身体の筋肉が伸びきってしまうので、ストレッチをしすぎないように注意します。

 

ストレッチをせずにレッスンをすると怪我をしてしまうこともありますので、ご自分の身体に対して適度なストレッチを行います。

 

バレエのレッスンの前には、筋肉を頑張って引き伸ばすストレッチではなく、関節の可動域を広げるストレッチを中心に行います。

 

バレエのレッスンの後には、使った筋肉を十分に引き伸ばすストレッチを行い、筋肉の修復を行います。

 

 

*体幹トレーニング

体幹の深層筋を使って身体の軸をしっかりさせ、身体をコントロールして踊るために必要です。

 

バレエを踊るうえで最も大切な下腹(…骨盤底筋群)や内腿(…内転筋)をトレーニングしてからバーレッスンを行うと、バレエで使わなくてはいけないそれ以外の部分も意識しやすくなります。

 

 

*バーレッスン

バーという棒につかまってレッスンします。バレエを踊る身体をつくるために非常に重要なレッスンです。

 

バーは握ったり寄りかかったりせずに、バーの上に手をのせてバランスを支えてもらうようにしてレッスンします。

バーに向かって(バーと平行に立ち)、両手をバーの上にのせてレッスンしたり、バーに対して垂直に立ち片手をバーの上にのせてレッスンします。

 

片手バーにのせてレッスンする時は

最初に、左手をバーにのせて右手を横に広げ、左足で立って(軸足)右足を動かし、

次に、右手をバーにのせて左手を横に広げ、右足で立って(軸足)左足を動かします。

 

 

*センターレッスン

バーレッスンが終わるとセンターレッスンです。

稽古場のセンター(中央)でレッスンします。バーという支えがないのでご自分で身体をコントロールさせて踊ります。逆の言い方をすると、センターレッスンでご自分の身体をコントロールできるようにバーレッスンを行います。

 

ジャンプしたり回転したり、技術も難しくなりますが、センターレッスンの一番の目的は空間認識です。

正面に対してご自分がどちらを向いて踊っているのか、稽古場の中のどの位置から踊り始め、どちらに進んでいくのかなどなど・・・

 

 

この4つのレッスンが年齢やレベルによってどのように違うのかというと・・・

(教室によってクラス分けの年齢は多少違いがあると思いますが)

 

<就学前のお子様>

レッスンの目的は、音楽にふれ、身体を動かすことの楽しさを知ることです。

あとは、礼儀やお行儀も身に付けます。

ストレッチやセンターレッスンの割合が多いです。

 

<小学校低学年>

バレエの基礎を身体に覚え込ませます。

バーレッスンの割合が多いです。適度なストレッチと体幹トレーニングも必要になってきます。

 

<小学校高学年>

バレエの基礎を身体に覚え込ませるのは低学年と同じですが、センターレッスンで何も支えてもらうものがなく、自分の身体コントロールしていくことも覚えていくため、バーレッスンとセンターレッスンの割合が同じくらいです。

 

ストレッチと体幹トレーニングもしっかり行っていきますが、1回のレッスン時間の中で全て行うことは時間的に無理ですので、レッスンの前に自分でストレッチと体幹トレーニングを出来るようにします。

 

女の子はトウシューズも履いてレッスンするようになります。

・・・骨がしっかりしないうちにトウシューズを履いてレッスンしてしまうと骨の成長に影響が出てしまいますので、年齢が低いうちにトウシューズを履くことは危険です。

永久歯が生え揃うくらいの時期が良いと言われています。

 

<中学生以上>

レッスン時間も長くなり、より高度な技術を身に付けていくようになります。

どんなに上級クラスになっても、レッスンはバーレッスンから始まり、センターレッスンに続きます。

 

<大人 初心者>

それぞれレッスンを受ける目的が違うと思いますので、バレエ教室やカルチャーセンターなどの大人向けクラスは様々なスタイルがあります。

 

・ストレッチが多くを占め、バーレッスンを少しでほとんどセンターレッスンはしないクラス

・ストレッチ、ヨガ、ピラティスなど取り入れて身体づくりに重点を置いているクラス

・バーレッスンとセンターレッスンが同じくらいの割合のクラス

 

大人向けのクラスは様々なクラスがあるので、入会を決める前に良く調べて、目的にあった教室やご自分のレベルにあったクラスを決めてくださいね。

 

 

*初めてのレッスンでの注意点*

<稽古場の中でのレッスンする場所が重要です>

先頭になってしまうと勝手がわからなくて困ってしまいますね。

 

どちらの方角が先頭になるのかもわからないと思いますので、周りの方や先生に「初めてですので・・・」と伝え、安心できる場所に入れてもらいましょう。

 

 

<レッスンの雰囲気を乱さないように気を付けましょう>
バレエは本来、セリフがなく音楽に合わせて踊っていくものです。
レッスンを受ける時も、ぺちゃくちゃおしゃべりをしないようにしましょう。

 

勿論、わからない事は先生にお尋ねして理解してレッスンしなくてはいけませんが、グループでレッスンを受けるのですから、他の受講生の方のことも考えましょう。

 

ご自分がわからない事、知りたいことをその場でわかるまで解決したい方は個人レッスンをお願いした方が良いと思います。

 

 

 

バレエはイタリアで発祥し、フランスの宮廷舞踊で花開き、ロシアに渡って今現在のような形態になりました。

秩序を重んじ、決められたポジションがあり、ポジションからポジションの移動経路も決められています。

 

バレエのレッスンは決められたポジションや移動経路を身体が覚えるまで反復練習をすることから始まります。

 

きちんと先生に習うことで正しいポジションを覚えることができるので、先生に対して教えてもらうことへの礼儀やお行儀が必要になります。

(…これはバレエに限らず、人から技術や知識を教えていただくためには必要なマナーですよね。)

 

年齢の小さなうちから音楽に合わせて楽しくレッスンをしながら、秩序や礼儀、お行儀を徐々に身に付けていき、バレエの基礎をしっかり習う年齢になった時に先生のお話をきちんと聞くことができるようになります。

 

そして、決められたポジションができるようになって宮廷で踊ることができるのであり、現在では、ステージでの発表ができるようになります。

 

 

 

文章にすると大袈裟に感じてしまうかもしれませんが、技術と一緒に意識も学んでいくので、それがバレリーナの雰囲気だったり、姿勢だったりに現れてくるのだと思います。

 

これから、バレエを始めようと考えている方も、もうレッスンを始めていらっしゃる方も、バレエの技術だけでなくバレリーナの意識も習得していってくださいね。

 

 

番外編 バレエ鑑賞の愉しみ方

バレエ教師が伝えたい バレエのレッスン疑問点 no.41

バレエを習い始める前に知っておきたいこと

番外編 バレエ鑑賞の愉しみ方

 

 

海外や日本の有名なバレエ団のバレエ公演。

大きな劇場で、フルオーケストラで、ダンサーも一流で・・・

となると、チケットの価格は結構な金額になってきます。

 

高いものでS席30,000円とか!

 

フルオーケストラで、海外の一流のバレエ団で出演キャストもトップレベルですと、こんな高額になってしまいますが、同じ空間の中で同じ臨場感や緊張感を共有することは劇場でしか味わうことができません。

 

そして、劇場も大きく装飾も豪華で、シートは座り心地良く、どっしりと格調高い緞帳、オーケストラピットの中で演奏家が練習している音楽、そして周りを見渡せばちょっとお洒落してウキウキしている観客たち・・・開演前から日常とは違う特別な空間で、これから始まるバレエに対しても物凄く期待感が高まり、気分が高揚してきます。

 

そんな、バレエを観ること+αの体験が出来ることが劇場でのバレエ鑑賞の魅力だと思います。

 

ですが、年に何回も行けるわけでは無いと思いますので、観たいと思うバレエ団や作品、ダンサーなどをDVDやテレビなどで観てチェックをして、劇場に足を運んでいただくと良いかなと思います。

 

お子様にも劇場で是非鑑賞していただきたいですが、劇場や作品によっては「就学前の方はご遠慮ください」など明記してありますので、前もって調べておいてください。

 

 

*作品選び

バレエを生で鑑賞したことがなく選びきれない場合は、まずはクラシックな有名な作品からが良いかもしれません。

 

『白鳥の湖』『くるみ割り人形』『眠れる森の美女』などなど・・・

古典作品で音楽も聞いたことがある曲も入っていますし、何といっても華やかでこれぞバレエ!です。

 

これらの古典作品も最近は演出家によって全く違う解釈で作られた作品の場合もありますので、事前にマネジメントのサイトなどで調べてみましょう。

 

そして、更に愉しむために ちょっと予習してみましょう!

観に行く作品やダンサーについて、ちょっとだけ予習しておくと、バレエ鑑賞の楽しみが何倍にもなります。

 

バレエにはセリフがありません。

音楽とダンサーの動きや感情表現によって物語を進めていきます。

 

セリフがないから、良く理解できない・・・?

そんなことはありません、かえって言葉が無いので言語の違いで通じないという事がないのです。

 

ただ、初めてバレエ鑑賞する場合は、事前に予習をして、お話のあらすじや作品の背景を少しでも知ることで、舞台上で何が表現されようといているのか理解するのに大いに役立ちます。

 

特にガラ公演(コンサート形式の華やかな公演。色々な作品の有名な部分だけを上演するのでお得感があります)では、全幕もののバレエ作品からハイライト部分を切り取って上演される為、どの作品のどの場面かを予習して知っておけば、ダンサーの目線や表情など細かなところまで見逃さなくて、しっかり味わうことができます。

 

 

*チケットの購入

バレエ公演のチケットは色々な購入方法があります。

・プレイガイド

・劇場窓口

・プロモータ(興行主)

・チケット売買サイト

最近はサイトで手軽に調べられますので、定期的に覗いてみると良いでしょう。

だいたい、公演日の半年前くらいから販売開始されることが多いと思います。

 

よほどの人気公演でない限り、公演日間近まで残席があったり、当日券が出ます。

が、

座席によって見え方がかなり左右されるため、見やすい席は熱心なバレエファンによって販売開始直後に売れてしまう・・・ということもあります。

 

身体を鍛えているダンサーとはいえ、ケガや体調不良は避けることができません。

やむを得ない事情で降板、キャスト変更ということも起こります。こんな場合でも、公演自体がなくなるわけでは無いのでチケットの払い戻しはありません。

お目当てのダンサーを観ることができなくてガックリしてしまうかもしれませんが、あなたがまだ知らなかった素敵な他のダンサーを見つけることができるかもしれません。

 

来日公演の場合、チラシなどには何人かのダンサーの名前が記載されており、当日劇場で「本日の配役」が発表されることがあります。

これも誰が踊るのかしら・・・と、当日までワクワクして楽しみにできますね。

 

 

*どんな服装で

日本ではバレエを鑑賞するとき、あまり服装には気を遣わなくても大丈夫ですが、近所にお買い物に行くような服装ではなく、ちょっとお洒落して劇場に行っていただきたいですね。

 

外国では、ドレスで精一杯おしゃれしてバレエ鑑賞に出かけます。

 

ドレスを着ていくわけでは無いけれど、お洒落して、気分を高めて、いつもとは違う自分になって日常生活では味わえない感動をバレエを観て感じていただきたいです。

 

劇場でじっと座って鑑賞していると肌寒く感じる時もあります。一枚上に羽織れるような服、ひざ掛けにもなりそうなショールなどあると良いと思います。

 

 

*その他、お役立ちグッズ

・双眼鏡、オペラグラス

座席にもよりますが、ダンサーの表情や手先足先など細かな部分を見るためには双眼鏡やオペラグラスがあると良いですね。

 

劇場によっては有料で貸し出ししているところもあります。

 

・のど飴など

止めようと思っても止められない咳やくしゃみ。特に咳はずっと続いてしまいますよね。のど飴などがあるとちょっと安心かも。

 

・飲み物

劇場の客席は原則飲食禁止です。休憩中にロビーで少しずつ飲みましょう。バレエの公演は長いです。こまめに水分補給を。

 

・パンフレットは入手しますか?

バレエのパンフレットはちょっと高いですが、バレエの公演を観た記念に入手することをお勧めします。

 

ダンサーや作品について事前に情報を入れることで理解度が増しますし、よりバレエ鑑賞を愉しめます。

私は小学生の頃両親に連れていってもらったキーロフバレエ団の公演のパンフレットを買ってもらって、大事にとっておいたのですが、のちに所属していたバレエ団に指導に来られた先生が、その時のパンフレットに載っていて、10年越しにサインをいただきました。

 

・拍手ってどうしたら良いの?

初めてのバレエ鑑賞の時には・・・周りに合わせておくのが一番無難です。

 

誰でもわかるのは、ダンサーがレべランス(お辞儀)する時。

 

あとは、主役が登場した時とか、素晴らしい技が出来た時とか・・・

でも、私達日本人は空気を読んじゃうタイプなので、最初は周りに合わせてください。

 

物語のクライマックスには感動して終演時には自然に拍手してしまうと思います。

感情豊かで、色々なことに感動できる人間になりたいですね。

番外編 舞台鑑賞のマナー

バレエ教師が伝えたい バレエのレッスン疑問点 no.40

バレエを習い始める前に知っておきたいこと

番外編 舞台鑑賞のマナー

 

 

バレエを劇場で鑑賞したことはありますか?

 

今の日本はバレエの人気は高く、DVDやBlu-rayでバレエ作品が観ることができたり、テレビなどでも素晴らしいバレエ公演の放送があったりして、気軽にバレエを観ることができます。

 

そうなると、

わざわざ高いチケットを購入して、劇場へ足を運んでまでしてバレエを観なくても・・・とおっしゃる方がいらっしゃいます。

 

あと、

子どもが小さいので最後まで観ていられるかわからない・・・とおっしゃる方もいらっしゃいます。

 

 

バレエは劇場で観ることを想定して創られた舞台芸術です。

 

 

振付・演出、ダンサーの動き、音楽、照明、舞台セット・・・これらを劇場という空間の中で一緒に高揚感や臨場感を肌で感じる素晴らしい経験ができるのです。

 

人間は、喜びや悲しみ、苦しみ、痛みなど自分自身の身体で体験して成長していきます。

想像だけでは心が成長しません。

 

 

お子様も、家でテレビを観るのと同じ感覚でバレエを観るのではなく、劇場で鑑賞することによって、バレエの素晴らしさを感じるのは勿論ですが、社会の中に出ていくマナーや心構えなども同時に体験して成長していくことができると思っています。

 

 

そして、テレビの画面越しで感じる感動よりもさらに大きな感動も得られるでしょう。

 

 

 

マナーや常識というものは生まれ持って身についていること(呼吸・食事・排泄など)ではなく、教えられて身についていくものです。

 

 

大人も子どもも社会で恥ずかしくない最低限の常識ではなく、

 

他の人に迷惑をかけない

他の人の事を思いやることができる

自分も他の人も気持ちよく素敵な時間や空間を過ごすことができる

 

大人も子どももそんな社会人になれたら素敵ですね。

 

 

 

そこで、バレエの舞台鑑賞のマナーについてお話します。

 

*鑑賞の妨げになるようなことはしない*

①携帯やスマホの着信音、時計のアラームなどならないように

 バイブの振動も結構大きな音に感じられますのでバイブ機能もOFFに

 

②公演中、おしゃべりはしない

 拍手のタイミングで「素晴らしい!」「本当に!」等くらいなら大丈夫ですが、そこから話が発展しないように気を付けましょう。

 一緒に観ているお友達やお子様に色々説明することも遠慮してください。説明は開演前や休憩中にお願いします。

 

③咳やくしゃみなど、出ないように・・・

 したくてしているわけではないが、止めようとすればするほどでてしまう咳。。。するほうもされるほうも困ってしまいます。

 のど飴などをなめる(劇場の客席は飲食禁止が多いです。包み紙や袋から取り出す音も気を付けて)、ハンカチで口を押えるなど、頑張ってみてください。

 鼻をかんだり、鼻水をすする音も結構響きます。

 

④音関係でもう一つ

 オペラグラスやハンカチ、パンフレット等をバックの中でゴソゴソ探したり、出したりする音や動き、夏に扇子などであおぐ音や動き・・・周りがじっと舞台に集中して観ている時にちょっとした音や動きは気になります。

 

⑤開演中の入退場はさける

 先ほども書きましたが、視界に余計な動くものがあると、鑑賞の妨げになります。

 開演時間に遅刻した場合、劇場の係の方が席まで案内してくれる場合がありますが、その係の人を見習って同じように小さくなって、すでに着席して舞台を観ている他の方へのお邪魔度合いを最低限にとどめられるように配慮します。

 

 すみやかに移動するのは勿論ですが、「失礼します」「申し訳ありません」という態度を全身にただよわせ(※声に出すとかえって迷惑)、周りの人への配慮を忘れないようにしましょう。

 

 劇場によっては、開演中は入場できないところもありますので、時間に余裕をもって(休憩中のトイレも同じです)行動してくださいね。

 

⑥周囲の視界を妨げないような服装、髪型、姿勢で鑑賞する

 帽子や髪型に気を配りましょう。盛りすぎな髪型や大きな髪飾りは避け、帽子ははずして鑑賞しましょう。

 手すりにもたれた姿勢や伸び上がった姿勢で観ると隣や後ろの方に迷惑です。

 

⑦劇場の客席内は飲食禁止

 ロビーはOKです。

 歌舞伎や映画は客席で食べることができますが、バレエ、オペラ、ミュージカルは原則禁止です。

 

⑧録音・録画禁止

 作品、ダンサー、音楽などそれぞれに肖像権、著作権があります。

 個人のバレエ教室の発表会でも同じです。専門の業者が依頼を受けて撮影しています。

 

 

色々、書いてしまいましたが、、、

こんなにあるのだったら面倒くさいから行くのやめようかな などと思わないで、よく読んでください。

 

 

⑦飲食禁止以外は、映画館で映画を観る時も周りの人がやっていたら、ちょっと顔をしかめてしまうようなことです。

⑦も「映画館で物凄く感動するシーンなのに、隣の人がポップコーンをパクパク食べていたのが気になって集中できなかった」・・・という経験がある方もいらしゃいませんか?

 

 

この、マナーはバレエを鑑賞するからということではなく、周りの人を気遣ったり、迷惑をかけないようにして、自分も周りの人もみんな気持ちよく社会で生きていくために必要な思いやりの心だと思いませんか?

 

 

 

次回は、バレエの舞台鑑賞の楽しみ方のお話をします。

初めてバレエの舞台鑑賞をする時、どんな作品を選ぶか、バレエを観に行く時の服装とか、持ち物とか・・・

知りたいこと、気になること色々ありませんか?

 

 

⑤バレエの髪型について

chignon (シニヨン・・・フランス語)

束ねた髪をサイドや後頭部でまとめた髪型のこと

簡単に言えば、ポニーテールに縛った毛先を丸くまとめたもの

 

 

日本ではファッション性より動きやすさを重視した髪型として認知されており、バレリーナや、体操・新体操などのアスリート選手がよくしています。

 

その形状から「お団子」「お団子ヘア」「お団子頭」などと呼ばれることも多いですね。

 

 

 

では、なぜバレリーナはシニヨンにするのでしょうか?

 

それは・・・頭を小さく魅せることが発祥なのです。

 

・踊る時に邪魔にならないように髪をまとめる

・教室の床に髪の毛が落ちないようにする

・周りの方々に迷惑がかからないように

などなどの礼儀としての理由もありますが、

 

 

バレエの美しいとされる姿は

頭は小さく・腰は高く・手足が長く

が、理想で、大人も子どもも憧れのバレリーナに少しでも近づけるように日々レッスンを頑張ります。

 

 

憧れの姿に見えるようにするには、どのようにしていくのかも、バレエを楽しむ1つのポイントなのではないでしょうか?

 

背中から首筋、そしてキュッとまとめ上げたシニヨンまでのラインが、綺麗に引き上がっていくことで、バレエに必要な引き上げもイメージできると思います。

 

 

 

*シニヨンの上手な作り方

バレエの発表会では役によって多少の違いはありますが、基本は高い位置にシンプルなシニヨンを作ります。

 

頭が小さく見えるようにボコッとしたお団子(お饅頭や大福)のようなものではなく、頭と一体になるようなシニヨンが良いです。

 

慣れるまでは結構難しいので練習が必要です。

発表会に出演することが決まったら、レッスンの時から綺麗なシニヨンを作るように練習してくださいね。

 

 

<シニヨン作りに必要な物>

・ヘアゴム:緩みの原因になるので輪になっていないゴムで細すぎず、太すぎないゴムを選びます

 

・シニヨンネット:発表会の時は髪の毛と同色、できるだけ薄く、目が細かく大きめの形のもの(薄いのは破れやすいのでレッスンの時は少し厚いものでも良いかと思います)

 

・Uピン、ヘアピン:両方使うとシニヨンがしっかり固定できます

 

・ブラシ、くし:最初はブラシで髪の毛をまとめていき、くしで綺麗に仕上げていきます

 

 

<シニヨンを作る手順>

1.ブラシで髪の毛の絡みがなくなるまでブラッシング

 

2.水やヘアスタイリング用ウォーターを髪の根元、頭の表面にくっつく部分にたっぷりスプレーし、くしでまとめ上げていく(ゴムで縛るところまで濡らせば良い)

 

3.前髪が短い人はヘアジェルを前髪部分につけてくしでコーミング

 

4.前側部分、後ろ部分、サイド部分と何回もコーミングして整えていく(後ろの部分がたるんでしまうので頭は上向き加減)

 

5.ポニーテールで縛る位置は、横から見てあごと耳の上を線で引いた延長線上

 

6.縛るゴムはひも状の長いゴム(50㎝くらい)を半分に折って2本にして持ち、縛る位置で2、3回巻き付けてギュッと引いて結ぶ(ほどけないように)

 

7.ポニーテールの毛先をシニヨンネットの中に入れ、手でどら焼きの形になるようにまとめていく(最初に毛先に水やスタイリング用ウォーターをつけないのは、この時形がゴワゴワになってしまうので)

 

8.シニヨンネットの中の髪の毛をなるべく平たく潰して、頭のラインに沿うようにくっつける

 

9.Uピンで6ヵ所ほどすくい止めする(Uピンを立ててシニヨンの端に当て、地の髪の毛をすくうように倒しながら中心部に向かってさす) この時、Uピンでシニヨンを中心に押していかないように広げた状態をキープしてさすだけにする

 

10.Uピンとシニヨンを一緒にヘアピンで止める(Uピンに対して斜めにヘアピンを止める) この時もヘアピンでシニヨンの形を崩さないように注意する

 

11.おくれ毛などをくしでまとめ、短い毛が気になる場合はヘアピンでとめ、全体的に軽くヘアスプレーをかける

 

発表会では髪飾りを付ける場合が多いです。

あまりスプレーやジェルで固めてしまうと髪飾りを付けるヘアピンが髪の毛にささらないので、彫刻のように固めないようにしてください。

 

固まってしまった場合、水などで濡らすと、くしでコーミングしたりヘアピンもささるようになります。

 

発表会でここまで固めてしまうとお風呂でいきなりシャンプーしても綺麗には洗うことができません。

シャンプーの前にリンスで1回洗い流してから、シャンプー→リンスと洗ってみるといいかなと思います。

 

 

 

<普段のレッスンでのシニヨン>

発表会では、このようにまとめ上げますが、普段のレッスンではジェルやスプレーなどは薄く髪の毛がばらけない程度で大丈夫と思います。

 

ただし、おくれ毛がバラバラ落ちてきたり、前髪がある場合には、ヘアピンなどでしっかり止めてください。

 

小さいお子様の場合、髪の毛が垂れて顔や身体に触ると気になってしまい、手で何回も触りたくなってしまいます。

 

可愛らしいヘアピンやヘアクリップ、ネットなどで普段のレッスンから髪の毛をシニヨンにまとめて、『今からバレエのレッスンを頑張る』という気持ちを持たせてあげることも大切だと思います。

 

大人の方でも、背中から首筋までのラインが綺麗になると背中の余分なお肉や、連動して腹筋も使って引き締まった身体になってきます。

 

バレエは身体全体で踊りますので、理想のバレリーナの姿を目指してまずは髪の毛をまとめ上げることから頑張ってみてください。

 

レッスンで鏡を見た時にスラッとした姿になれるようにという意識が芽生えてくると思います。

④レッスン着について

バレエを始める時に心配な事の1つにレッスン着の選び方があると思います。

 

 

バレエ教室によっては指定のレッスン着が決まっているところもあります。

入会の前に確認してくださいね。

 

指定のレッスン着が無い場合、ご自分で用意しなくてはなりません。

 

 

*バレエのレッスン着は何を揃えたら良いか*

・レオタード

・タイツ

・バレエシューズ

この3点は必ず必要です。

バレエ教室によっては年齢の低いクラスはタイツを履かないでレッスンする場合もあります。

 

・レオタード

バレエ用・ダンス用としているものを用意してください。

 

以前、「水着でレオタードと同じような形のものを持っているので、水着でレッスンしてよいですか?」と質問されたことがありますが、生地の伸縮性が全然違いますし水着は汗を吸いませんので、水着との併用はやめた方が良いと思います。

 

就学前のお子様のクラスですと比較的自由になっている教室が多いと思いますが、なるべくシンプルなデザインをお勧めします。

 

まず袖。

半袖かノースリーブの形が良いですね。

今は冷暖房完備のお稽古場が多いので、長袖を用意する必要はないと思います。

 

パフスリーブも可愛らしいですが、肩が上がってみえますので、たとえ肩に力が入っていなくても、「肩の力を抜いて、肩を下げて」と注意される可能性があります。

 

キャミソール型もシンプルで良いですが、小さなお子様の場合、ストラップがずれるのが気になってしまって、いつもストラップを手で直してしまう子もいます。徐々に癖になってしまいますので、発表会の時に衣裳の肩ゴムについ手がいってしまい、ポーズをとっていられない可能性があります。

 

 

次に背中の開き具合。

外国製で背中が大きく開いているデザインのレオタードは日本人の体形にはちょっとあわなくて、大人用も子供用も踊っている時に肩がズリ落ちてしまう場合があります。

 

そしてスカート。

小さなお子様はスカートがあるのを好みます。可愛らしいですし、バレエ教室で禁止になっていなければOKです。

但し、小さなお子様の場合、スカートとレオタードが別になっていないものが良いでしょう。

 

お一人で着ることができれば問題はありませんが、もしレッスンの途中でスカートが脱げてしまった場合困ります。

 

リボンで結ぶタイプも避けた方が良いと思います。小さなお子様のレッスンは柔軟体操も取り入れている教室がほとんどだと思いますので、寝転んだ時に結び目が身体にあたり、痛いです。

 

座ったり立ったりのレッスンもあります。スカート丈が長いと踏んでしまいます。

衣裳のように大きなスカートも足元が見えないですし、寝転ぶこともできないので避けてください。

 

小学生以上のお子様のクラスはスカートは無い方が良いでしょう。

スカートは真っ直ぐに立つために一番大切な骨盤周りを隠してしまいます。

 

先生方はスカートがついていても歪んだ身体を見抜いて注意してくれると思いますが、自分で鏡を見て直していく自覚を持つためにも、スカートは無い方が良いと思います。

 

小さなお子様のレオタードは可愛らしいのが多いですが、あくまでもレッスン着というのを忘れずに選んであげてくださいね。

 

・タイツ

バレエ用のタイツは肌に近い柔らかく薄い生地が素材となっています。

色は肌に近いピンク色で、筋肉の動きが見えること、肌に近い色にすることで見た目に違和感がないようにしています。

 

バレエタイツをなぜ履くのか?

それは筋肉の使い方や、脚のラインがはっきり見えることによって、正しい使い方をしているのかチェックするためです。

 

腿の前側の余分な筋肉に力が入ってしまったり、膝が曲っていたり、ふくらはぎの筋肉を固めてしまったり・・・ある程度の年齢になれば、先生からの注意だけでなく、鏡を見てご自分でも注意できるようになります。

 

 

大人の方で、脚の形を改善したいとか、脚を細くしたいとか頑張っていらっしゃる方は、是非隠さずにピンクタイツを履いてレッスンされることをお勧めします。

 

 

・バレエシューズ

バレエシューズを履いてレッスンする理由

・バレエの動きに向いている素材、構造で作られている

・足指を保護して、安全に踊ることができる

・足先まで綺麗に伸びているのか分かりやすい

・ジャンプや回転など高度な技術の練習が安全にできる

・ヒールのあるシューズだと転びやすい

・靴下や裸足の場合、足裏の保護が無いだけでなく、変に滑ったり突っかかってしまい、捻挫や突き指などの怪我に繋がる

 

バレエシューズの種類

・素材

布・・・ソール(バレエシューズの底)部分以外が布でできているバレエシューズ。比較的安価。伸び縮みしにくい。

 

皮・・・全て皮でできているタイプ、シューズの前半分(足先部分)が皮で後ろ半分(かかと部分)が布で出来ているタイプ、全体的に布で足先部分だけ皮のタイプとあり、皮の使用部分が多いほど高価になる。皮の部分が伸びやすい。

 

サテン・・・主に舞台用です。

 

・ソール(バレエシューズの底)

フルソール・・・ソール部分が足先からかかとまで1枚で繋がっている

 

スプリットソール・・・ソールがボール(猫の肉球にあたる所)部分とヒール(かかと)部分に分かれている

 

 

・サイズ 長さ、幅

長さ・・・普段の靴と同じサイズで良い

 

幅・・・メーカーによって、細幅・普通幅・広幅色々ある

 

バレエシューズの形や幅によって同じサイズでも大きかったり小さかったりするので、必ずフィッティングをしましょう。

 

5本の指が曲がらない、重ならない事を注意してフィッティングしてください。

 

 

指がバレエシューズの中で曲がったり重なったりしたら足裏のアーチ構造が崩れて正しく立っていられなくなります。

 

幅が広すぎたりサイズが大きかったりするとバレエシューズの中で足が動いてしまい滑ったり、足が変に踏ん張ってしまい、これも正しく立っていられなくなります。

 

素材が皮のタイプを選ぶと履いているうちに伸びてきますので、フィッティングの時に伸びることも考えて選んでください。

 

 

 

怪我なく、速く上達するためにも、レオタードも、タイツも、バレエシューズもできるだけ身体や足にフィットしたものを身に付けてレッスンしてください。バレエシューズは特にです。