①ご自分にあったバレエ教室の選び方 その2
2018.12.10
≪バレエを習い始める前に知っておきたいこと
①ご自分にあったバレエ教室の選び方 その2≫
その1では、
*バレエを習うメリットやデメリット
*バレエを習う目的
についてお話しました。
今回は・・・
*バレエ教室の種類
バレエ教室とひとまとめになっていますが、教室の形態は様々です。
ご自分の、もしくはお子様のバレエを習う目的と合わせて教室選びのポイントになってきます。
・カルチャーセンター
色々な講座がある中のひとつにバレエの講座をやっていらっしゃいます。
バレエを始めるきっかけには良いでしょう。・・・私も子供の頃はそうでした。
趣味で通っていらっしゃる方がほとんどです。受講料も抑えているところが多いので気軽に通えると思います。
基本的に3ヶ月や半年のサイクルでの受講という形をとっていますので、受講料も3ヶ月分一括で前払い・・・となりますし、受講期間の途中では入会できない場合もあります。
他の講座と同じスタジオでレッスンをしますので、バーや鏡はあっても床がバレエ用になっていないところが多いです。
バレエはバレエマット(リノリウムともいわれる滑り止めのマット)を敷いてレッスンします。発表会の時にも劇場の舞台の床にバレエマットを敷き詰めます。
滑り止めの他に床から受ける衝撃のクッションの役割もあります。
あと、カルチャーセンターは発表会をしていないところもありますし、発表会を開催しているカルチャーセンターも他の講座との合同発表会になるケースがほとんどですので、クラス単位で1曲踊る程度になります。
受講料を何ヶ月分も一括でお支払いするということは、入会してレッスンを始めてみてご自分に合わないと思っても、受講料分はレッスンしないともったいないですよね。
事前に色々なレッスンを見学してクラスや先生の雰囲気、発表会をどんな感じで開催しているのかなど確認する必要があります。
・個人運営のバレエ教室
〇〇バレエ教室、〇〇バレエスタジオなど、個人運営・家族運営・共同運営している小規模なバレエ教室です。
当教室もここです。私一人で運営しています。
長年踊っていたダンサーが現役を引退して・・・
現役で踊りながら・・・
海外でバレエ教師の資格を取得した先生が・・・
(※日本にはバレエ教師の公的な資格がありません)
先生のバレエに対する考え方や指導方針などが強く出ますので、ご自分の目的やバレエとの関わり方がピッタリとあった先生に出会えると良いですね。
発表会は年1回だったり、2年に1回だったり、年1回の発表会の他にミニステージがある・・・など教室によって様々です。発表会も全員参加か希望者だけかも教室の考え方によります。
発表会にかかる費用も、発表会の内容や会場の規模、出演者のレベルによっても違いますので一概には言えませんが、100,000円くらいからだと思います。・・・発表会の事は長くなりますので別にお話したいと思います。
事前に先生や教室の考え方をレッスンを見学したり、ホームページやSNSの投稿などを見て検討されると良いと思います。
・バレエ団付属のバレエ教室
プロのバレエダンサーを目指す子どもを育成する目的が強い教室です。
世界の歴史のあるバレエ団(国立、なかには私立の場合もありますが…)にはだいたい付属のバレエ学校があり、卒業してバレエ団に就職していきます。
直属のバレエ団にはごく少数しか就職できませんので、直属のバレエ団に就職できない生徒たちはその他のバレエ団に就職活動するのです。
日本には新国立劇場バレエ団が国立でありますが、海外のバレエ学校のような子どもから入学できる付属のバレエ学校はありません。
各地にある私立のバレエ団の付属バレエ教室はたくさんあります。バレエ団によって踊りの雰囲気が違いますので、いいなと思うバレエ団の付属の教室があり、そこで頑張ってレッスンしていたら将来、そのバレエ団の一員になって舞台に立てる日が来るかもしれません。
バレエ団の現役ダンサーを間近に観る機会があったり、子役として舞台に起用してもらえる可能性もあります。
付属のバレエ教室の発表会でもとても規模が大きいと思います。
私も小学5年生からバレエ団の付属研究所に入り、準団員を経て団員なり、バレエ団の様々な公演に出演してきました。ロシアの先生の指導を受けたり、クラシックバレエの古典作品の全幕上演に出演したり、クラシックバレエだけでなくコンテンポラリーダンスの作品に出演する機会があったり・・・と本当に色々な経験をさせていただき、バレエ団団員時代は私にとって大切な宝物です。
・スポーツジムのバレエクラス
最近はバレエクラスを持っているスポーツジムが増えてきました。
バレエを習うというよりは、色々なスポーツを楽しみたい中でバレエも経験してみる!という方には良いと思います。
発表会は期待しない方が良いかもしれません。
・選び方のポイント
バレエ教室に限らず、一度入ってしまうと環境の変化がない限りなかなか教室は変えにくいですよね。
先生によって指導の仕方が違いますので(最終的な到達点は同じなのですが、表現の仕方は人それぞれなので・・・)、バレエ初心者の方やお子様は頭の中が混乱してしまいます。
ですので、教室選びは大変重要です。
まず、
バレエを習う目的をはっきりさせ、
通いやすいか、
経済的な負担はどのくらいまで大丈夫か、
見学したり、体験レッスンしたりして検討に検討を重ね、納得した形で決めてください。
*見学の時のポイント
・基礎をしっかりと指導しているか
・先生はどんな教え方をしているのか
・先生の人柄
・習う本人が習いたいと感じたか
・レッスンを受講している方々の表情や雰囲気
・受講している方々が挨拶など人間としての基本的なことができているか
・ご自分の受講するクラスだけでなく、他のレベルのクラスもできれば見学してみる
割り切ってバレエの技術だけ習う!というわけでは無いと思いますので、ご自分やお子様にあったバレエ教室を探してください。
①ご自分にあったバレエ教室の選び方 その1
2018.12.03
こんにちは、新しいホームページが出来上がりましたので、これから『バレエのレッスン疑問点』ブログはこちらで書いていきたいと思います。
以前、アメブロで書いていたno.1~no.33*体幹*バーレッスンの流れ は順次お引越ししてきますので、まだ読んでいない方は楽しみにしていてくださいね。
ホームページも新しくなったこともあり、今回からテーマが変わります。
≪バレエを習い始める前に知っておきたいこと
①ご自分にあったバレエ教室の選び方 その1≫
バレエ教室って本当にたくさんありますね。
当バレエ教室もたくさんあるバレエ教室の中の一つです。
たくさんありすぎて、バレエを知らない方にとっては、何を基準に教室を選んだらよいのか迷ってしまうと思います。
お知り合いでバレエ経験者の方がいらっしゃれば色々相談にのってくださると思いますが、ご相談されるお知り合いがいないとか、他の人の意見も聞いてみたいという場合、ちょっと読んでみてください。
まずは、
*バレエを習うメリット
バレエを習うメリットは「綺麗な衣裳を着て踊る」だけではありません。
他にも様々なメリットがあります。
・姿勢が良くなる
人間は人それぞれお顔が違うように、骨格も筋肉の質も人それぞれ違います。
そして日々の身体の使い方の癖で姿勢が歪んでいってしまう方が多いです。
骨格が歪み、そのままで固まった筋肉が本来の機能を発揮できなくなってしまうため、必要な筋力も低下して正しい姿勢が維持できなくなってしまいます。
バレエは体幹でも骨に近い深層筋(インナーマッスル)を使って動きますので、骨格の歪みも本来の正しい場所に戻していくことができます。
体幹を使って身体の軸を強くしてくので、ゆらゆらしない、優雅な動きやポール・ド・ブラ(腕の動かし方)を覚えることで品の良い所作が身についたりします。
・スタイルが良くなる
バレエのレッスンは体幹の深層筋を鍛え強い軸を作り、表面の筋肉は柔らかく伸びやかに使います。
深層筋で骨格の並び方を本来の正しい場所に並べ、表面の筋肉で伸びやかに頭の先まで引き上げることができれば、姿勢も良くなり、脚も真っ直ぐになり、骨盤の位置も高くなりますので脚が長く見えるようになります。
ただし、深層筋を使えるようになるためには地道なトレーニングが必要となりますので、間違ったレッスンを続けていると、真逆の姿勢が悪くなり、膝も曲り、脚も本来の長さよりも短く見えてしまい、最悪怪我に繋がってしまいます。
・バランス感覚が良くなる
バレエのレッスンは、トレーニングやバーレッスンで身体の基礎作りをして、センターレッスンでつま先になったり、回転したりジャンプしたり、空間を使って動いていくレッスンをします。
空間を認識して、体幹でコントロールしながら踊るのでバランス感覚が良くなります。
バランス感覚が養われると、転びにくくなりますし、転んでも怪我をしにくくなります。
・集中力が養われる
踊りの順番を覚える、先生の注意をしっかり聞いて注意されたことを気を付けながらレッスンするため集中力が養われます。
ある脳科学者の方がTV番組の中で、頭が良くなる習い事でダンスを紹介されていたそうです。
ダンスは脳の瞬発力に大きく影響を与えるそうで、頭を切り替える力が強くなるそうです。
ダンスは音楽に合わせて動いたり止まったりしますね。スタートとストップが頻繁に繰り返されることが脳の瞬発力を鍛えてくれるため、勉強の方にも良い影響が出てくると思います。
・体力がつく
バレエをきちんとレッスンしていけば、バレエに必要な筋肉がついてきます。
そして、バレエでは下半身でリズムを刻み、上半身でメロディを奏でると言われています。
上半身が優雅に動いていても、下半身、骨盤から下はずっと使い続けている(たとえポーズで止まっていても、身体の中では下腹と足裏を働き続けている)ので、とても体力を使います。
バレエのレッスンを続けているうちに体力もつき、身体が強くなってきます。
・目標が達成されたときの充実感
レッスンで出来なかったことが出来るようになった時、発表会で綺麗な衣裳を着てメイクして照明を浴びてお客様の前で踊ることが出来た時、色々な場面でご自分が成長していることを実感でき、それまで努力してきた事を振り返って充実した達成感を味わうことが出来ます。
このようにバレエのレッスンでのメリットはとてもたくさんありますし、バレエだけのメリットというわけでは無く、人生においてのメリットといえるのではないでしょうか?
特にお子様はしっかりとした大人に育つために、バレエのレベルだけではなく、人間性にも大きく関わってくると思います。
*メリットがあればデメリットもあります
・上手になるまでに時間がかかる
一つの事を習得しようとするには大変時間がかかるものです。
1~2年レッスンをして、「うちの子はバレエに向いていないみたいですが・・・」とご相談されることがありますが、バレエは基礎をきちんと身体に覚え込ませ、心身の発達とともに花開いていく芸術です。
上手になったと言われるまで長い道のりが必要です。
・費用がかかる
習い事はどれも費用がかかります。どのような習い事でも入会金、月謝は必要です。
バレエは特に発表会にかかる費用が高いと思われる方が多いと思います。
発表会の費用の内訳は会場代、舞台製作費、舞台スタッフの人件費、演出・振付・指導料、衣裳代、バレエ用品やメイク代、などなど。
出演者の人数や会場の規模などによって価格は全然違います。
発表会にどのくらい費用が必要か事前に調べておくと良いと思います。
・お子様の場合保護者の方の時間的負担かかかる
お子様が一人で通っていける範囲のお教室でしたら良いのですが、保護者の方の送り迎えが必要な場所の場合、レッスンの回数を増やせばそれだけ送迎時間が増えますし、発表会前などはどこのお教室もリハーサル量が多くなりますので送迎時間や衣裳の手直しなど、通常のレッスンではかからない負担も生じます。
バレエのメリット、デメリットを踏まえて、バレエ教室を選んでいくことになるのですが、バレエを習う目的が、
・本格的にレッスンをしていく
・習い事の一つとして今後の人生に役立たせる
どちらを目的とするかで選ぶ教室も変わっていきます。
*本格的にレッスンしていく
・・・言葉通り、プロを目指していくということです。
しかし、この教室に入ったから絶対にプロになれると保証されたわけではありません。
バレエは地道な基礎レッスンや、トレーニングの反復練習によって身体をつくり上げていくので、本人の志と努力が伴わないとプロにはなれません。
そして、やはりプロとなるにはそれなりのスタイルも必要となりますので、身体的条件が良くなければ難しいです。
外国の大きなバレエ学校は一流のプロを育てる為のものですので、入学試験に骨格審査もありますし、近い親族で太っている人がいないかとか、年齢が上がっていってこの生徒はプロになるのは難しいと判断されれば退学ということにもなります。
これは意地悪ではなく、その生徒の将来を思って、バレエでプロになれなければ違うプロになることを考えなくてはいけません。
違う道に進むなら少しでも早い方が良いという考えからです。
バレエに限らず、プロになるということはそれだけシビアな世界です。
プロというのはバレエダンサーとしてお給料をもらえる人です。
日本の多くのバレエダンサーはバレエを踊ってお給料をいただいているのではなく、所属バレエ団の付属研究所などのクラスの指導をしてその指導料がお給料になっています。
日本でプロのバレエダンサーとしてやっていけるバレエ団はごくごく僅かです。
現在は、海外のバレエ団で活躍しているバレエダンサーも多くなりましたね。
そして、日本では公的なバレエ学校があるわけではないので、プロになる為には、有名なコンクールに出場したり、海外のバレエ学校に留学したりして実績を作っていかないと大変難しいです。
*習い事の一つとして今後の人生に役立たせる
多くの方はこちらの目的でバレエを習うと思います。
その中でも更に目標は分かれると思います。バレエのメリットでご紹介したことがここにあげられると思いますが、
・踊ることが大好き
・綺麗な衣裳を着て踊りたい
・姿勢が良くなりたい、スタイルが良くなりたい
・身体の使い方をきちんとマスターしたい
・・・などなど
大切なのは、目的に応じた教室選びですが、教室ごとに雰囲気や方針が異なりますので、「楽しい」「通いたい」「頑張っていける」と思う教室を選ぶことがポイントです。
現実には、立地条件、経済的なこともありますので、教室を決める前には色々な教室を見学したり、体験レッスンなど受講したり、直接先生とお話してみたりして比較して検討してください。
次回はバレエ教室の種類や選ぶポイント、バレエを習い始める年齢などお話したいと思います。
第10回コミセンまつり 無事終了しました
2018.12.03
第10回コミセンまつり 無事終了しました
観に来てくださった方、お手伝いしてくださった方、本当にありがとうございました。
今まではバレエ・コンサートを観ていただくだけでしたが、今回は、私がMCに初挑戦して、観客の皆さんと一緒に身体を動かして、フィナーレの曲はダンサーと一緒に踊っていただきました。
お客様は地元の方が多く、バレエを知らない方がほとんどでしたが、皆さん積極的に参加してくださり、楽しかったと大好評でした。
これからも、地域の人々に愛してもらえるバレエ教室を目指します。
ありがとうございました。
12月レッスンスケジュール
2018.12.01
<12月のレッスンスケジュール>
月曜日:12/3、10、17、24・・・24日時間変更有
火曜日:12/4、11、18、25・・・4日会場変更有
木曜日:11/29、12/6、13、20
金曜日:11/30、12/7、14、21
土曜日:12/1、8、15、22
※12/27~1/4 全レッスン休み
※火曜日12/4 伏見教室オープンクラス は会場が使えません。通常でしたらお休みなのですが、特別にリニューアルしたプライベート教室で開催します。
月初めですので『床を使ったバレエ~バレエに必要な体幹トレーニング~』のレッスンです。
レッスンチケットも使えませんので、1レッスン1,500円でご受講ください。
ご受講希望の方はお問い合せフォームよりご連絡ください。
生徒の方は先生まで直接ご連絡ください。
※月曜日12/24 有松教室 時間変更
13:30~準備
14:00~全クラス合同レッスン
15:30~大掃除・・・~16:30終了
*木曜日 19:00~ プライベート教室にて 『床を使ったバレエ~バレエに必要な体幹トレーニング~』のクラスはオープンクラスです。
どなたでも入会金なしで1レッスン1,500円でご受講できます。
ご受講希望の方はお問い合せフォームよりご連絡ください。
生徒の方は月謝で受講できます。
*パーソナルレッスンご希望の方は月間カレンダーのパーソナルレッスン予約可能時間からご希望の日時を決めてご予約フォームからご連絡ください。
東丘コミュニティセンター主催「コミセンまつり2018」参加します
2018.11.26
いつもお世話になっている東丘コミュニティセンター主催の『コミセンまつり2018』が12/2(日)に開催されます。
瀬間亜理砂バレエ教室も参加させていただきます。
今回は、バレエ・コンサートだけでなく、お客様と一緒に何かしたいと思い、只今、色々、試行錯誤中です。
興味のある方は、是非お出かけください。
トップバッターなので、10:30AMからです。