⑱バレエの基本中の基本~ルルベ~とは
2019.06.17
バレエ教師が伝えたい バレエのレッスン疑問点 no.62
バレエで美しく痩せるために必要な体幹のこと
⑱バレエの基本中の基本~ルルベ~とは
*ルルベ*
relevé・・・フランス語 持ち上げる、引き上げられた等の意味
バレエにおいては
踵を高く上げて、つま先立ちになっていく状態を指します
バレエシューズの場合は
5本の足指の裏(腹)で立っていく状態となり
指だけで立ちます
↑ ↑ ↑
ネコの肉球にあたる部分は床に触っていない、引き上げられた状態です
トウシューズの場合は
ポアント(トウシューズの先)で立っていく状態のことをいいます
ですが
普段レッスンやリハーサル中、トウシューズで踊っている時につま先立ちになる時には
「ルルベ」とはあまり言わなくて
「ポアント」と言われる場合が多いかもしれません
私の場合ですが…
トウシューズで踊っている時に
プリエなどからプリエしている脚でそのままトウシューズの先に立つときには
『ルルベ アップ!』と言い
片脚のプリエからもう一つの脚のトウシューズの先にトウシューズの先端から立つときには
『ピケ!』とか『ポアント!』と言います
バレエシューズでルルベに立っている時には
『ドゥミ・ポアント』という場合があります
*ピケ*
piqué・・・フランス語 突き刺すの意味
バレエにおいては
片足を伸ばしたまま床に突き刺すように
ポアントまたはドゥミ・ポアントに立つことを指します
*ドゥミ*
demi・・・フランス語 半分の の意味
*ポアント*
pointe・・・フランス語 先端の の意味
バレエにおいてはトウシューズで立つこと
またはつま先を伸ばした状態のことを指します
*ドゥミ・ポアント*
demi pointe 半分のポアントという意味になるので
バレエにおいては
足指の裏(腹)だけで立つこと、バレエシューズでのルルベ のことを指します
ルルベはポーズ(形)ではなくパ(動き)です
ドゥミ・ポアントやポアントに立っていることを言うのではなく
ドゥミ・ポアントやポアントに立ちあがっていく動作を言います
☆ルルベの立ち方☆
1)まずは足裏のアーチ構造を使って立ちます
親指の付け根、小指の付け根、踵の3点が
真っ直ぐ上から床を押し
5本の指は線のイメージで
真っ直ぐ上から床を押します
5本の指で真っ直ぐ床を押すことにより
足裏の筋肉を収縮させ3つのアーチ構造をしっかり支えます
2)次に足裏のアーチ構造を支えるために、体幹を使って上半身を引き上げます
*内腿の一番上を寄せ上げ
*下腹の奥の方を背骨の前側にえぐり上げるようなイメージを持つことで骨盤を真っ直ぐに立て
*骨格アライメントに沿って真っ直ぐ上に向かって引き上げます
3)アン・デオールします
上半身を引き上げたら、股関節に隙間ができるので、大腿骨をアン・デオール(外回し)します
脚がバレエのポジションではなく
脚を前向き(普段の脚の向き)で立っている時も
上半身を引き上げ大腿骨をアン・デオールするイメージをもって立っていると、立ち姿がバレリーナのように美しくなってきますので実践してみてくださいね
4)そしてルルベに立ち上がっていきます
1)~3)の引き上げた状態から、さらに足指の裏(腹)で床を押すことにより
↓
身体の中に上に向かう動きのきっかけができ
↓
足裏・踵を出来る限り高く、指だけで立つ状態まで引き上げていきます
↑ ↑ ↑
おわかりですか?
ルルベに立ち上がっていくのに使うのは
体幹である上半身と足裏です
脚といわれる部分である腿(もも)や膝、ふくらはぎは
引っ張ってはいますが、力を入れてはいません
☆ルルベの注意点☆
※飛び上がっていないか
※足指が縮こまっていないか
※親指や小指のどちらかに重心が偏っていないか
※膝は緩まず真っ直ぐに伸ばすがグッと力を入れていないか
※ふくらはぎや前腿に体重を乗せて(もたれて)いないか
など注意します
↑ ↑ ↑
これらは身体の余分な筋肉に力が入ってしまいますし、無理して動くことになるので怪我をしてしまう可能性が出てきますので、注意しましょう
ですが!!
ダメなことを考えて動くと、脳からダメな筋肉に指令を送ってしまいますので
正しいルルベの身体の動き方をイメージトレーニングをします
*正しいルルベの身体の使い方ポイント*
☆足裏のアーチ構造を作る
☆骨盤底筋群を使って骨盤を真っ直ぐ
☆骨格アライメントに沿って真っ直ぐ伸びる
☆股関節の中でアンデオールし続ける
☆足指で床を真っ直ぐ押し、足裏を引き上げる
☆足指で床を押す下向き↓の力と均等をとる意識で、足裏から頭の先までは上向き↑に伸ばす・引き上げる
↑ ↑ ↑
これらのやらなくてはいけない事の正しいイメージトレーニングをしてルルベに立ってください
そしてルルベに立っている間中ずっとイメージし続けてくださいね
こんなに色々なことを考え続けられない!
ですよね・・・
*こんなイメージはいかがでしょうか*
☆凄く高い戸棚の上のものを背伸びをして取る
☆自分の目の前に塀があって、その向こうを背伸びをして見続ける
☆天井に頭が届いちゃうかも!
などなど・・・
いかがですか?
想像力豊かに、ご自分の中でイメージしやすいシチュエーションを考えてみてください
ルルベもプリエと同様に
様々な姿勢改善や痩せるためのエクササイズに取り入れられています
日常生活のちょっとした時に
足裏のアーチ構造を意識して立ち
体幹を使って上半身を引き上げ
(バレエのポジションのように脚を外向きに開くことはしないけれど)
股関節の中で大腿骨を外回しするイメージをして
足の指裏で床を押してほんの少し踵を床から浮いてみる
これだけでも、姿勢がバレリーナのように美しくなってきます
バレエのレッスンに通っていたとしても
レッスンしている時間よりも
日常生活の時間の方が圧倒的に長い
のですから
普段から気を付けていることがとても大切なのです
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