③体幹とは・・・そもそも説明できますか?
2019.03.04
バレエのレッスン疑問点no.47
バレエで美しく痩せるために必要な体幹のこと
③体幹とは・・・そもそも何か説明できますか?

『体幹』・・・
『体幹』ブームですね
『体幹』という言葉もよく聞きますし、文字でもよく見ます
バレエでも、勿論『体幹』を使って踊ります
そして、なにより、日常生活を健康的に過ごしていくために
『体幹』はとても重要な部分です
ですが、ただやみくもに『体幹』トレーニングをすれば良いというわけではありません
ご自身でよく理解して『体幹』トレーニングを行わないと、期待した効果が出ない場合があります
『体幹』とは
体幹とは胴体の中心部全体を指し、おおまかに言うと骨と筋肉からなります
骨盤・背骨・肋骨・肩甲骨などの骨
と
その周囲を取り巻く深層筋(骨に近い部分の筋肉)と表層筋(表面の筋肉)
によって構成されています
特に骨のすぐ近くにある深層筋によって身体を支え安定させています
深層筋はインナーマッスルとか、コアとか
表層筋はアウターマッスルともいわれます
通常、『体幹』トレーニングといえば、体幹部分全体のトレーニングを指します
ですので、トレーニングによって
深層筋を鍛えたり
表層筋を鍛えたり
全体に効果があったり
・・・と様々なトレーニングがあります
深層筋を鍛えるつもりで、表層筋に効果のあるトレーニングを頑張ってしまっては深層筋は鍛えづらくなってしまいます
表層筋は表面を覆っている比較的面積の広い筋肉です
表層筋は頭で考えたことが伝わりやすい筋肉でもあります
動かそうと頭で考えた事がすぐに伝達して動かすことができます
深層筋は、骨と骨を繋いでいる筋肉です
体幹の深層筋は身体の中心、奥の方にあるので頭で考えたことは伝わりにくいです
頭で考えたことが表層筋に伝わってしまうので、ご自分の意志で動かすことは難しいです
バレエの動きは主に深層筋を鍛え、身体の表面は柔らかく伸びやかに動かして踊っていきます
そして『体幹』で鍛える部分は深層筋になります
バレエを踊るうえで身体の強い軸を作るためには
骨盤底筋群や腸腰筋で骨盤を安定させ
脊柱起立筋や多裂筋を使って背骨を十分に伸ばしていきます
日常生活でもこのバレエを踊る時と同じ意識を持って生活していくと
・猫背や側弯症など背筋が曲る
・腰痛
・膝の痛み
など姿勢が原因で起こる痛みなどが改善します
この姿勢を正しくしていく筋肉は深層筋ですので、例えば
多裂筋で背骨を伸ばそうと思って伸びてくれる筋肉ではないのです
では、どうやって動かしていくのかというと・・・
イメージします!
伸ばそうと思うときに
骨と骨の間のすき間を広げようとイメージしたり
骨盤を安定させるために
まず足の付け根である鼠蹊部から腸の裏側を通ってえぐり上げるイメージをしたり
イメージするためにはイメージする場所が頭の中に思い描くことができなかったらイメージすることも難しいです
ご自分がどこを鍛えたいのかしっかり理解したうえで
鍛えたい部分を頭の中にイメージして
その部分をどうしたいのかさらにイメージして
鍛えたい部分に効果のある『体幹』トレーニングをしないと期待した効果が得られず、理想のスタイルにはならないということです
そしてもう一つ・・・
身体の筋肉は支えあっています
もちろん、一つの筋肉だけで身体を動かすことは出来ないので、他の筋肉も連動して動きます
そして、どこかの筋肉が動きにくくなるとその周囲の筋肉が助けて働き始めます
*深層筋じゃなく、表面の筋肉が動いちゃうかも・・・と頭でチラッと考えるだけでも表層筋は反応します
↓
鍛えたい深層筋のことだけイメージしてトレーニングしてください
*深層筋を鍛えるトレーニングを、イメージを膨らませて頑張っているけど疲れてきた・・・
↓
深層筋の働きが悪くなってくると、身体は動くために他の筋肉がよりたくさん働きます
↓
深層筋を鍛えるトレーニングを最初は正しくできていても、疲れて深層筋の働きが悪くなってくると、表層筋のトレーニングをしていることになってしまう場合があります
今、頑張っている『体幹』トレーニングは、鍛えたい筋肉を鍛えられるトレーニングですか?
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②体幹を使って優雅な姿勢づくり
2019.02.25
バレエのレッスン疑問点no.46
バレエで美しく痩せるために必要な体幹のこと
②体幹を使って優雅な姿勢づくり

バレリーナのようにスラッと美しく優雅な姿勢でいるためには体幹、体幹の中でもより骨に近い深層筋(インナーマッスル)を鍛えていかなくてはいけません。
でも、、、
体幹だけ鍛えても美しく優雅な姿勢にはなれないのです!
体幹とはいわゆる胴体の部分です。
この胴体より下の脚がないと立つことができませんよね。
身体の一番下、床に触っている足の裏がしっかり働かないときちんと立つことができません。
*足裏の3つのアーチ構造を知る
*足の指1本1本が曲らず、歪まず、真っ直ぐ床を押す
*3つのアーチ構造を支える足裏の筋肉を鍛える
私達は普段何気なく立って歩いていますが、あまり足裏や足の指のことは考えていない方が多いのではないでしょうか?
*足裏の3つのアーチ構造を知る
足の裏の骨は、地面からの衝撃を緩和するためにアーチ状に並んでいます。
*足の指1本1本が曲らず、歪まず、真っ直ぐ床を押す
足の指をじっくりと観察したことありますか?
一度じっくり見て観察してみてください。変な方向に曲がっていたり、横向きに転がっていたり、指の第1関節や第2関節で曲ってしまっていませんか?
*3つのアーチ構造を支える足裏の筋肉を鍛える
アーチ構造が崩れてきたり、足の指が曲ったり・・・足裏の筋肉を鍛えることで正しい位置に戻していきましょう。
補足ですが・・・
靴を選ぶとき、デザインだけで選んでいませんか?
ご自分の足のサイズや形に合う靴を履いてください。
靴が大きいと・・・
足が靴の中で滑らないように踏ん張ってしまうので、どんどん広がってしまいアーチ構造が崩れてしまいます。
指も広がって踏ん張るので横向きに転がっている形が形状記憶されてしまいます。
靴が小さいと・・・
指が曲ってしまいますので、床を押す力が弱くなってしまい、足先全体に力が入ってしまうので足首にも力が入り固まってしまいます。
そして
正しく歩くためには踵から地面につき、足の指で床を蹴って身体を前に蹴り出していきます
靴底が分厚くて曲がらない靴は足の動きを固めてしまうので、優雅な歩き方とは程遠くなってしまいます。
靴を選ぶときにデザインだけでなく、こんなことも考えて選んでいただければな・・・と思っています。
特に幼児から小学生の成長期は骨が柔らかいので、靴の選び方で足の正しい成長を妨げてしまわないように注意が必要です
そして
足裏のことも正しく知り鍛えていけば、まず疲れにくくなることを実感していただけると思います。
美しく優雅な姿勢でいるためにはもう一つ必要な事があります
ストレッチです
ストレッチという言葉のイメージは人それぞれですが、
筋肉の柔軟性を高め、関節の可動域を広げる
ということを意識したストレッチが美しく優雅な姿勢には必要です。
ただ身体を柔らかくするというストレッチではなく、体幹を意識して、骨と骨を繋いでいる短い筋肉を伸ばしていき、関節の可動域を広げていくのです。
イメージしてみてください
骨と骨を繋いでいる筋肉が伸びず、関節の可動域が少なかったら、動きはギクシャク・・・なイメージがしませんか?
骨と骨を繋いでいる短い筋肉を伸ばしていき、関節の可動域を広げていくと、動きはスムーズ・・・になると思いませんか?
ギクシャク動いていたら優雅には見えませんね。
60歳、70歳になってもヒールを履いて颯爽と歩いていくことができたら、とっても素敵だと思いませんか?
そのためには
*身体を支えている足・足裏を鍛え
*体幹の深層筋を鍛えて身体の芯に強い軸を作り
*深層筋を伸びやかにストレッチして関節の可動域を広げ
*ご自分でご自分の身体をコントロールして動いていく
ことがとても大切です。
そして、それができれば
バレエも美しく優雅に踊ることができるようになります
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①美しい姿勢を保つコツ
2019.02.18
バレエのレッスン疑問点no.45
バレエで美しく痩せるために必要な体幹のこと
①美しい姿勢を保つコツ

毎日バレエの指導をしたり、振付をしたり、動画講座を作ったり・・・
その時にいつも思うのは やはり体幹
教室の生徒も
*3歳からバレエをずっと頑張っている生徒
*大人でバレエを習い始めた方
*昔バレエや他のダンスを踊っていてブランクがあってバレエのレッスンを始めた方
*他のジャンルのダンスのパフォーマンスをアップさせようとバレエもレッスンされている方
など、様々な年齢、レベルの方の指導をしています。
レッスンの前後やリハーサルの合間にお話をすることも大好きなので、バレエ以外のことをおしゃべりしています。
そんな、バレエのレッスンではない時の姿勢がレッスンにも関係してくるなぁ・・・と感じています。
私のバレエ教室の生徒の皆さんは、多い方で週に3回、ほとんどの方が1~2回、忙しい方は週1回のレッスンも難しいですね。
そんな中、皆さん一生懸命レッスンに通ってご自分のできる精一杯の努力をされています。
でも、でも、レッスン以外の時間の方がとっても長いのです
レッスン以外の時間(…日常生活)の中で
↓
バレエのレッスンで注意していることを意識していくことで
↓
正しい姿勢が身体に身につき、癖付けされ
↓
正しい姿勢を維持していくことで体幹が強くなります
逆の発想をすると・・・
バレリーナがバレエのレッスンで意識していることを日常生活で意識すれば・・・
バレリーナのようなスッと細く長く伸びたイメージの
美しい姿勢になれるということです
レッスン以外の時間(…日常生活)は、バレエではないのでバレエのレッスンで頑張っていることを全く考えなかったらどうなってしまうのでしょうか・・・
はっきり申し上げますと・・・
ご自分の身体のコントロールができなくて
↓
週に数回のレッスンは、ただバレエの動きをしているだけのレッスンになってしまい
↓
猫背、O脚、膝が曲っているなどなどご自分の身体にコンプレックスをお持ちの方は
↓
コンプレックスは改善されずとても残念な結果になってしまいます
人間の身体は実によく出来ていて、動いて生きていくために身体中で支えあい、助け合いながら生きています。
動くために必要な筋肉が働かなかったら他の筋肉が頑張って支えてしまいます。
バレエでは体幹の中でも骨に近い深層筋(…インナーマッスル)を使い、まず骨格を正しい位置に並べます
↓
そしてその骨と骨を繋いでいる深層筋を鍛えて、骨と骨のすき間を広げるようにして伸びていきます
↓
筋肉を十分に伸ばしているので緩みがなく、身体の中心に1本筋が通ったようになります
↓
これが身体の軸です
バレリーナは強い軸で身体を常に伸ばしているので美しい姿勢を保つことができるのです
バレエのレッスンの時だけ頑張ってもバレリーナにはなれません。
バレエは地味な基礎レッスンと地道なトレーニングの反復練習で上達していきます。
この地道なトレーニングがバレエに必要な体幹トレーニングで、バレリーナではなくても
*美しい姿勢を目指している方
*痩せやすい身体を目指している方
*猫背・O脚・膝が曲るなどを直したい方
*強くしっかりとした身体の軸を作り、ご自分のジャンルのパフォーマンスをレベルアップしていきたい方
*健康的に毎日を過ごしたい方
*年齢を重ねても素敵な自分で生きていきたい方
*鍛えるといってもスポーツマン的な身体ではなく
しっかりしているが柔らかい印象の身体になりたい方
*毎日、目標に向かって輝いていたい方
などなど、バレリーナ以外の方にも体幹のことをもっともっと知っていただき、意識していただきたいので・・・
バレエ教師が伝えたい バレエのレッスン疑問点ブログ
バレエで美しく痩せるために必要な体幹のこと
体幹について色々お話していきます。
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⑧バレエを習い始める時期
2019.02.11
バレエ教師が伝えたい バレエのレッスン疑問点 no.44
バレエを習い始める前に知っておきたいこと
⑧バレエを習い始める時期

バレエを習い始める時期とは・・・
それは一言
本人がバレエを習いたいという意思を持ったとき
です。
バレエは何歳から始めなければならないという明確なものはありません。
そして、目的も人それぞれ違いますから・・・
純粋にバレエを踊っていたいのか
プロのバレエダンサーになりたいのか
健康のため・美容のために習うのか
他のジャンルのダンスの基礎として習うのか
様々な習いたい理由はあると思いますが、
子どもでも、大人でもバレエを踊りたいと思ったときに、バレエを習いたい目的に合ったバレエ教室にレッスンに通える状況にあるかどうかですね。
大人やある程度の年齢になれば、ご自分の意志というものがはっきりしてきますので、バレエを習いたいと思う時期もご自分の中では明確になってきます。
バレエは一見、フワフワ・キラキラした衣裳を着て優雅に踊っていますが、練習は地味な基礎レッスンや、辛い身体づくりのトレーニングの反復練習です。
この、地味で辛い反復練習を続けるということはバレエを踊りたいというご自分の意思がなければ続かないでしょう。
小さいお子様は、ご自分の意思がはっきりと芽生えているのかわからない場合もありますし、お子様の意志だけでなくご家族の意思も必要になってきますので、少しお話したいと思います。
世間一般的に小さなころからバレエを習い始めたら良いと言われますが、これにはバレエを習うことでのメリットが関係してきます。
*リズム感や調整力を身に付けることができる
*姿勢が良くなり柔軟性が増す
*協調性や周りに対する礼儀やマナーを身に付けることができる
*リズム感や身体の調整力を身に付けることができる
音楽に合わせて身体を動かすということは、楽器を演奏したり絵を描いたりということよりはるかに原始的な人間の本能に近い行為です。
小さなお子様でも、楽しい音楽に合わせて走ったり・跳んだり・回ったりしながら、ごくごく自然にリズム感や身体の調整力を養うことができるのです。
*姿勢が良くなり柔軟性が増す
子どもの骨には軟骨が多いため、幼少期に正しい姿勢を覚えて背骨のアライメント(並び方…背骨は真っ直ぐではなく衝撃を緩和するために少しS字カーブになっています)を整えられれば、大人になってからもその姿勢を維持できる可能性は高くなります。
柔軟性も同じです。
*協調性や周りに対する礼儀やマナーを身に付けることができる
幼児期のバレエのレッスンにおいては特に大切なことだと思います。
・先生の目を見てお話を聞くことができる
・大きな声できちんとご挨拶ができる
・お友達と呼吸を合わせてお互いに相手を思いやりながら踊ることができる
これらのことは人が人として生きていくうえで最も大切なことだと思います。
そして幼いうちにバレエを通して自然に習得ができれば、その子にとってはかけがえのない財産になると思っています。
このように小さなころからバレエを始めることによって身体的にも精神的にも様々なメリットがあります。
でも、いわゆるバレエのレッスンの基本の動きに関してのメリットではないですよね。
それは小さいときにバレエを始める場合のデメリットが関係してきます。
幼児期の発達段階にそぐわないレッスンの場合、
*軟骨部分が多い子どもの骨の発達を阻んでしまう
*無理な動きを強要され自信を無くす
*厳格なレッスンで想像力が押し殺されてしまう
*軟骨部分が多い子どもの骨の発達を阻んでしまう
軟骨部分が多い事はメリットでもお話しましたが、デメリットにもなってしまうので成長段階に合わせて無理な動きをさせないよう注意が必要です。
幼少期から無理な筋力トレーニングをしたり、衝撃の大きなジャンプや無理な動作を繰り返していると骨の自然な成長が育まれません。
*無理な動きを強要され自信を無くす
幼少期は年齢によって、また同じ年齢でも発育段階は本当に個人差があります。
そのような年齢の生徒にバレエのポジション(形)やパ(動き)を厳密にマスターさせようとすることは難しいですし、左右や数もおぼつかない生徒に口で「右を4回、左を4回」と言ってもわかりません。
やれない事ばかりのレッスンではバレエ自体が嫌になって自信を失ってしまう可能性もあります。
幼少期は頭で理解して動くのではなく、見て真似て動いて覚えていきます。
先生が一緒に楽しそうに踊ってくれるそんなレッスンなら生徒も自信を無くすことなく踊ることの楽しさも味わうことができます。
*厳格なレッスンで想像力が押し殺されてしまう
先程もお話しましたが、バレエの基本を厳密に指導するレッスンの場合、子どもは本来持っているはずの豊かな創造的な表現が押し殺され、決められた動きだけが正確にできる(幼児期だと正確にできないとは思いますが…)能力、ロボットのような人間に成長してしまう可能性があります。
幼少期の子どもはとても創造的でイメージの世界と現実の世界を自由に行き来しているように思います。
心に思い浮かんだことや目で見たことを自然に身体で表現できます。
そんな表現力をさらに豊かにしてあげられるようなレッスンでありたいですね。
このようなデメリットがあるため、バレエのレッスンは幼児対象のクラスと、7~8歳からのクラスとではレッスン内容は全くといってよいほど違ってきます。
ですが、バレエを踊る楽しさやリズム感や柔軟性、マナーなどは幼児期のレッスンで養います。
先生のお話をきちんと聞いて理解できるようになり、バレエを踊る楽しさも知っているから、地味で辛い基礎レッスンとトレーニングの反復練習が続けられるようになるのです。
幼児対象のバレエのレッスンではお子様が先生に言われたこと(順番や左右や回数ではなく)を、周りのお友達と楽しそうに動きながらレッスンの時間を過ごしているかをご家族の方には感じていただきたいと思います。
そして子どもの年齢が上がるにつれ、年齢に応じたレッスンを受けることができれば、着実に上達していきますし、よりバレエが大好きになっていくと思います。
色々考えると、やはりこの一言
本人がバレエを習いたいという意思を持ったとき
ですね。
日本は4月が生活が変わる時期ですが、生活が変わってもバレエを習いたい気持ちがあれば環境が変わっても頑張っていけると思います。
新しい環境になる前に大好きなバレエを習っていく生活のリズムを作り、その中で新しい環境にバレエとともに慣れていけると良いですね。
実は私も、引越ししたり、進学したり、就職したり、様々な環境が変わる中、大好きなバレエを続けていくことで気晴らしになったりして精神的に乗り越えてきたかなと思います。
大好きなことを我慢するのではなく、大好きな事と一緒に頑張っていけたらとても素敵な人生が送ることができると思いませんか
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⑦発表会までの流れ
2019.02.04
バレエ教師が伝えたい バレエのレッスン疑問点 no.43
バレエを習い始める前に知っておきたいこと
⑦ 発表会までの流れ

憧れのバレエの発表会
綺麗な衣裳を着て、照明を浴びて、観客の前で踊る・・・
バレエ教師としては、バレエを習っている方には是非経験していただきたいことです。
以前にもお話いたしましたが、
バレエはスポーツではなく芸術です。
表現することに最終目標があります。
その最終目標のために毎日体幹を鍛え、地道な基礎レッスンの反復練習をして、思いのままに動くことができる身体を作ります。
バレエを習っている方にとっては、その最終目標が発表会なのです。
ですので、日々のレッスンやトレーニングを行うだけではバレエではないのです。
物語の登場人物になって踊ることや、ストーリーの設定の無い場合でも、音楽や照明、衣裳などから受けるイメージだったり、メッセージだったりを言葉ではなく身体の動きで表現して踊ることがバレエなのです。
バレエ教師として、日々のレッスンや発表会のリハーサルを頑張っている生徒を見ていると、どちらも同じように頑張っているのですが、発表会のリハーサルは楽しそうです。
上級クラスになってくると技術的に難しくなるので、どうしても上手に踊れないときなど悔しかったり、落ち込んだりという感情も感じられます。
それらの苦悩を乗り越えて発表会を終えた生徒はとても成長しますし、生徒自身も苦しかったけど頑張って良かった。と、笑顔で楽しそうに話してくれます。
最終目標の発表会が終わると、みなさん成長してレベルアップしていますので、それぞれの最終目標も次のレベルに上がります。
発表会を経験してどんどんレベルアップしていただきたいですね。
最終目標の発表会、日々のレッスンを続けていくだけでは発表会で踊ることはできません。
発表会用のレッスン・・・リハーサルをしていかないと踊ることはできません。
*発表会までの流れ*
発表会までの流れをスケジュール的なことからお話します。
1)意思確認
発表会に出演するかどうか決心して、意思表示する(出演申込書など)
・・・発表会に出演する決心をしたら途中で辞めない・くじけない・諦めないことが大切です。ここから先の事を良く理解して決心を決めてください。
2)配役、リハーサル日程の確認
リハーサルが始まる前に配役の決定があり、リハーサル日程が発表されます。
全部一度に発表される場合もありますが、順番に少しずつという場合もあります。リハーサルなどは変更がある場合もありますので、発表されることは全てチェックし、漏れの無いようにします。
3)振付
リハーサルの初めは振付です。
まずは音楽に合わせてどういう動きをするのか覚えます。
舞台という空間をどのように移動して動くかも把握します。ソロ(1人で踊ること)の場合は自分1人なので自分が振付に参加すれば良いのですが、2人以上で踊る場合は1人でも欠けると空間での隊形や移動経路がわかりにくくなるので振付が成り立ちません。
4)採寸
発表会に参加意思表示から振付の間に採寸をします。
衣裳を決めるために身体のサイズを測ります。
通常は、身長・バスト・ウエスト・ヒップ・背丈
衣裳によっては、ガウス(肩からまたの下を通って肩への一周のサイズ)・スカート丈(スカートタイプの衣裳の場合はウエストから膝までとか、脹脛までとか、足首までとか)・袖丈(袖の長い衣裳の場合は肩の横の骨から肘までとか、肘を軽く曲げてヒジを通って手首までとか)も測ります。
オーダーメイドの衣裳の場合はもっと細かく身体中のサイズを測ります。
バレエシューズも教室でまとめて注文される場合はバレエシューズのサイズも測ります。
5)リハーサル
振付られた動きを音楽に合わせて、一緒に踊る人と合わせて踊りにしていきます。
これも2人以上で踊る場合は1人でも欠けたら、他の人に迷惑をかけてしまいます。
動きを合わせるだけでなく、気持ちも合わせていきます。
6)衣裳合わせ
オーダーメイドの場合は仮縫いなど細々とした合わせが何回もあります。
レンタル衣裳の場合は、S・M・Lなど基本サイズで作ってある衣裳で本人に一番近いサイズの衣裳を合わせます。
ピッタリのサイズということは滅多にありませんので、衣裳を自分の身体に合わせて直していきます。
レンタル衣裳はあくまで発表会まで借りている衣裳です。発表会が終わったら返却します。
返却する時には借りた時の状態に戻して返却しますので、借りた時の状態に戻せるような直し方をしてください。
基本的には手縫いで直していきます。
7)衣裳付きリハーサル
衣裳を着てリハーサルをして、不都合が無いか確認します。
衣裳を何着も着替える場合は、着替えの時間が間に合うのかも確認します。
衣裳付属の頭飾りや小物なども同時に確認します。
8)照明合わせ
発表会の舞台進行スタッフがリハーサルを見て手順を確認します。
照明合わせの前に教室の先生や振付家が事前にスタッフと打ち合わせをしています。
照明合わせではその打合せしたことを実際に見て確認をして、無理なところなどは変更します。
大道具などの舞台セットの場所の説明があり、踊っていくうえで移動経路や踊るスペースなどの確認をします。
9)総合リハーサル
衣裳合わせ、照明合わせで確認したことを考えながら発表会に向けてリハーサルしていきます。
出演者全員の気持ちも合わせていきます。全員で一つの発表会を創り上げる意識が大切です。
10)舞台リハーサル、場当たり、舞台稽古
舞台の上で行うリハーサルです。通常は発表会の前日や当日に行います。
場当たり
舞台のどの場所で踊るのか位置確認をします。
衣裳を着ます・・・衣裳のサイズで位置感覚が変わってきます
明かり合わせ
どのタイミングでどんな照明になるのか確認します。
衣裳を着ます・・・照明と衣裳とのバランスをみます。
場当たりと明かり合わせを同時に行う場合もあります。
舞台リハーサル
舞台の上でのリハーサル。袖幕からの出入り、衣裳の着替えなど不都合が無いか確認します。
舞台稽古
本番と同じように最初から最後まで通します。
本番と同じように進行していくので、アクシデントがあった時にどのように対処するのかも考えます。
ここまで綿密にリハーサルを行い、発表会の幕が開きます。
どのリハーサルも基本的に全員参加です。誰一人欠けても成立しません。
どうしても欠席しなければいけない状況になった時は、他の方々に物凄く迷惑をかけるということを理解して欠席してください。
そして舞台進行スタッフとは照明合わせと舞台でのリハーサルが始まってからしか、出演者とは一緒になりませんが、それよりずっと前から教室の先生や振付家などと打ち合わせをして準備を始めています。
舞台進行スタッフがいなければ発表会は出来ません。
スタッフに感謝の気持ちを持ち、出演者1人1人が精一杯の努力で踊ることで感謝の気持ちを伝えることになると思います。
出演者の一生懸命な踊りとスタッフのそれに応えようとする気持ちが合うと、それがまたパワーとなってお客様に届き、お客様に感動を与えることができるのだと思います。
そんな経験をすることで踊りの技術だけでなく、精神的にも確実に成長できると思います。
日々のレッスンだけでは得ることはできないと思いませんか?
バレエ教師としては、バレエの最終目標である発表会に出演して技術的にも、精神的にもレベルアップしていただきたいと思っています。
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