⑯アームス(腕)のポジション
2019.10.14
バレエ教師が伝えたい バレエのレッスン疑問点 no.79
バーレッスンの流れ
⑯アームス(腕)のポジション
センターレッスンに移る前にアームス(腕)のポジションについてお話しします
バレエでは身体や手足のポジションがきちんと決められており、それぞれのポジションからポジションに動く動かし方の軌道もきちんと決められています
脚に1番から順にポジションが決められているように腕にもポジションが決められています
ただ、腕のポジションの番号はメソッド(教授法…ロシアスタイルとかロイヤルメソッド、ワガノワメソッドなどのように言い方もいろいろありますが)によって全然違いますので結構お話しするのが難しいです
バレエを習っていてお引っ越しなどで他のお教室にいったら先生に指導されるときに番号が違って戸惑ってしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は番号ではなく一般的に使われる用語でお話しします
*アン・バ*
en bas・・・フランス語 下に という意
en・・・位置を表す前置詞
bas・・・下
バレエにおいては
アームス(腕)を自分の前で下に下ろした状態をいい、両腕を下ろし、だ円を作ります
ヒジは落とさず軽く曲げ少し横に引っ張る感じ、手のひらは軽く上に向けましょう
腕は身体にくっつかないように少し離しておきます
☆手のひらに手鏡を持っているイメージをして、そこに自分の顔が映るようにイメージすると良いでしょう
*ここ大切*
ワガノワメソッドではこのポジションに番号はなく 準備のポジション です
バーレッスンもセンターレッスンもこのポジションで始まります
アン・バに始まり、アン・バに終わる・・・と言っても過言ではないくらいですね
レッスンではアン・バにした状態で準備をし、アンシェヌマンの終わりにはまたアン・バに戻します
ヒジが後ろに向かないように、横に張るようにするのがポイントです
常にヒジを横に軽く張り、丸みを持たせ、指先は太ももにつけることなく、少し隙間をあけておくように意識しましょう
*アン・ナヴァン*
en avant・・・フランス語 前へ という意
en・・・位置を表す前置詞
avant・・・前
バレエにおいては
両方のアームスを胃の前辺りで丸くまとめた状態をいい、アン・バーで作っただ円をそのままみぞおちの高さまで上げます
手のひらを内側に向けた両手を、肘が床を向いてしまわないように左右に張りながら、みぞおちの前辺りで丸くします
中指と中指の間は少し隙間を開けます
*ここ大切*
腕を持ち上げる時に、肩が一緒に上がらないように気を付けましょう
肩をグッと下げ、脇の下からヒジの内側の骨をとおり小指までのラインを意識して持ち上げます
アン・ナヴァンは脇の下がつぶれたり、ヒジが下がらないよう少し横に引っ張り続けるようイメージしましょう
手のひらは自分の方に向けます
☆手のひらに手鏡を持っているイメージをして、そこに自分のみぞおちから胸が映る
☆腕で少し大きな風船や木の幹を抱えている
などとイメージをすると良いでしょう
*アン・オー*
en haut・・・フランス語 上に の意
en・・・位置を表す前置詞
haut・・・高い 上
バレエにおいては
両腕は上で保持した状態を言い、アン・バで作っただ円を保ったまま上に持ちあげます
両腕を上方にあげ、丸を手のひらを内側にして丸く、肘は耳の真横ではなく視界に入るように少し斜め前にします
アン・バやアン・ナヴァンの注意点も一緒に思い出しましょう
*ここ大切*
肩は下げたまま首を長くしましょう
☆手のひらに手鏡を持っているイメージをして、そこに自分のおでこが映るように
☆顔は真っ直ぐ前を向いた状態で、目だけ上を向いたら手先が見える
などと意識すると、手先がちょうどよい角度と高さになるでしょう
*アン・バ*
*アン・ナヴァン*
*アン・オー*
この3つのポジションは、ヒジをやや曲げて卵型(だ円)を形作った両腕を 下・中・上 の、どこに位置させるかの違いです
いずれの場合もヒジと手首は硬直させることなく柔らかく使い、手先はリラックスさせます
*ア・ラ・セゴン*
à la seconde・・・フランス語 二番目の の意
a la・・・前置詞と冠詞
seconde・・・2番目の
バレエにおいては
アームスポジションにおいてはアン・ナヴァンから左右に腕を開いた状態を言います
腕は伸ばし切らずに、ヒジに丸みを持たせて、手のひらは身体の正面(前)に向けます
腕は開きすぎず、顔が真っ直ぐ前を向いている状態で手のひらが視界に入っているように意識します
*ここ大切*
アン・ナヴァンで注意したことを思い出して、アン・ナヴァンより広げた壮大なイメージを持ちましょう
☆抱えきれないくらい大きな風船、樹齢何千年の大木を抱える
☆手のひらに手鏡を持っているイメージをして、アン・ナヴァンから広げたので自分の前の景色が映る
などとイメージして肩から手首までのラインが自然なカーブを描くようにします
ヒジが肩よりも後ろにいかないように注意して、頭のてっぺんを、糸でまっ直ぐ上に引っ張られているような意識を持ちます
*補足*
バレエで言う『2番』は、手や足を身体の横方向に広げたポジションのこととして使われます
足のポジションも1番から足を横にタンジュして床に置いた状態が2番でしたね
ア・ラ・セゴンは腕だけでなく、脚の動きやポジションについても使われる言葉なので、「=横へ」とすぐに浮かぶよう覚えておくと良いでしょう
*アロンジェ*
allongé・・・フランス語 伸ばされた、長くされた の意
バレエにおいては
丸くしていたアームスを伸ばす動きを指し、パの用語です
アームスのそれぞれのポジションで手のひらを内向きにして丸くカーブを描くよう軽く曲げていたヒジを支点にして、手の平が外向きになるよう方向転換します
手のひらを下に向けて、腕を伸ばしますがヒジが伸び切らないように注意します
*ここ大切*
肩は下げたまま動かしましょう
ヒジが突っ張り過ぎないように、少し緩めるのがポイントです
アロンジェは、「引き伸ばす」「長くなる」という意味があります
そのまま指先が遠くへ遠くへ…と引っ張られるかのように、長く長く伸ばしていきます
アロンジェしたときに伸ばした腕につられて肩や身体まで持っていかれてはいけません
呼吸と連動させて行うこともとても大切です
*補足*
アン・バ、アン・ナヴァン、アン・オー、ア・ラ・セゴンと違って、アロンジェはアームスのポジションではなく動き(パ)に関する言葉です
ア・ラ・セゴンのようにアームスだけではなく、脚などの動きにも使われます
ここまで腕のポジションについて述べましたが、『良い』とされる形は、流派や踊りの雰囲気・振付などによりさまざまです
メソッドによって呼び方も異なりますので、基本的な形と身体の使い方を覚えていただけたらと思います
*アームスの動かし方*
アン・バ
アン・ナヴァン
アン・オー
ア・ラ・セゴン
これらの4つのポジションとアロンジェというパの説明をしました
説明は両手同じ位置でしたが
☆片手アン・ナヴァンで片手ア・ラ・セゴン
☆片手アン・オーで片手アン・ナヴァン
など、片手ずつ違う位置に置くことも可能ですね
片手ずつ違うポジションでアロンジェすることもできます
アームスを動かすときは
この4つのポジションとアロンジェのいずれかを必ず通過して動かします
両手一緒の時もありますし、片手ずつ違うポジションの時もありますし、動かすタイミングが違う時もあります
たとえ速いテンポになったとしても、通過点をきちんと通れば、まとまりのある美しいポール・ド・ブラ(腕の動き)をすることができます
そして
☆キレイなだ円を意識すること
☆指先をまとめること
ヒジが折れ曲がったり、下に垂れさがったりしても、指先が広がりバラバラの状態だとまとまりがなくスマートに見えません
肩をおろし、ヒジから指先までスッと伸びていることを心がけましょう
*アームスを動かすために必要なこと*
アームスのポジションや決められたポジションを通過していくことを覚えましたが、これらは腕だけでできるものではありません
脚を動かすときに大切な体幹が腕を動かすときも大切になってきます
1)肩
バレエを踊るときには常に
両肩は肩甲骨の辺りからまっすぐ床の方向へ下ろすと同時に、両耳と肩の間を広げるようにして首を長くする意識を持っています
肩から肩甲骨を下ろそうとしたときに背骨を後ろに反らせて肩を背中やお尻の方へ引っ張ってしまわないように注意してください
↓
肋骨が広がって下腹が前に張り出してしまいます
背骨と首の骨はアライメントに沿ってまっすぐに、アゴは突き出さない、肩は自然に・・・
わかっていてもついつい力が入って形が崩れてしまいます
肩、肩甲骨、首、背骨・・・これらをつないでいる筋肉、骨の周りを覆っている筋肉を柔軟にストレッチすることで肩が上がらず腕を動かすことができるようになってきます
2)下腹
1)の説明でピン!と気づいたと思いますが
肩や背骨を思い通りに動かすためには下腹をえぐり上げて骨盤周りをしっかりとさせておくことが重要です
内腿の1番上をキュッと寄せ上げ
↓
下腹をえぐり上げ
↓
おへその後ろを通るようなイメージで背骨の前側を骨格アライメントに沿って頭の先まで引き上げる
こうしておけば肩を下ろそうと思ったときに背骨を反らせてしまったり、下腹が張り出したりすることもありません
3)脇
バレエではそれぞれの機能が十分に発揮出来るように骨を正しい骨格アライメントの位置に並べ、骨と骨との間の隙間を伸ばしていく意識を持ちながら、体幹の深層筋を強くして安定のある身体の軸を作ります
そして骨と骨の隙間を伸ばしていく意識の延長線上に四肢を伸びやかに動かす事があると考えます
読みながら実際にやってみてください
腕を力を入れないでおろすと身体の横に沿うような位置になります
↓
そのままの状態で肩の力を抜き、肩甲骨も自然な状態で下げたまま、肩甲骨の下からウエストまでの部分を下にさげながら少し脇の方へ広げるイメージをします
ほんの少し腕が身体から離れませんか?
この時、肩や腕の力で横に広げるのではなく、背中の筋肉を動かすことの意識の中で横に広げるイメージをします
背中の筋肉を横に動かすイメージをすることで脇の筋肉がしっかりとしてきて身体を支える助けになってきます
脇の筋肉から腕の筋肉へと引き延ばす意識を持てるようにしましょう
*ここ大切*
アームスの形を決めるのも、ポジションからポジションへ移動するのも腕の力で動かすのでは無く、体幹を使います
そしてアームスのポジションをキープするのも腕の力ではなく、体幹を使います
美しく踊るためには、アームスの使い方は非常に重要です
アームスのポジションを意識して、体幹を使って流れるような動きを目指しましょう
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⑮リンバリング、ストレッチ~その3~
2019.10.07
バレエ教師が伝えたい バレエのレッスン疑問点 no.78
バーレッスンの流れ
⑮リンバリング、ストレッチ~その3~
その1、その2ではリンバリングのお話をしました
その3はストレッチのお話です
バレエのレッスン疑問点 no.76
バーレッスンの流れ ⑬リンバリング、ストレッチ~その1~
バレエのレッスン疑問点 no.77
バーレッスンの流れ ⑭リンバリング、ストレッチ~その2~
*ストレッチの効果*
ストレッチの効果には
1.筋肉並びに渇仰組織の柔軟性の改善
2.筋肉の緊張緩和
3.血流改善
4.神経機能の向上
5.筋委縮の抑制 などがあり
☆筋痛の緩和や関節可動域の改善
☆身体パフォーマンスの改善
☆障害予防 などのメリットがあげられます
しかし、注意点があります
*ストレッチの注意点*
※無理をしない
※温まった状態で行う
※リラックスして行う
※怪我をしたときはその部位のストレッチは避ける
無理に筋肉を伸ばそうとすると、筋肉や腱を痛める恐れがあります
柔軟は見た目にわかりやすいので、他の方とご自分を比較しがちです
ですが、柔軟性には個人差があり男女差もあります
段階を踏みながら、ご自分に合ったことを毎日続けることが重要です
*ここ大切*
☆筋肉は温度によって柔軟性が異なります
筋肉が適度に温まった状態で行うことが好ましいです
入浴後のストレッチを日常的に行うと良いと推奨されるのはこのためです
☆精神的な緊張は筋肉も緊張させてしまいます
呼吸を止めると筋肉も緊張します
レッスンで『呼吸をして!』と注意されませんか?
ストレッチを行う時は、リラックスして行うと良いといわれています
☆ストレッチの効果で血流改善があり、ストレッチを行うと血流が良くなるため発熱します
怪我をしたときは損傷した筋や神経などの組織の炎症を広げる可能性が高いため、怪我をした部位やその周囲のストレッチは避けてください
ストレッチについてもう少しお話ししています
バレエのレッスン疑問点 no.49
バレエで美しく痩せるために必要な体幹のこと⑤ストレッチの3つの効果とは
バレエのレッスン疑問点 no.55
バレエで美しく痩せるために必要な体幹のこと ⑪体幹トレーニングやストレッチの効果的な時間帯とは
このストレッチの効果と注意点を考えると・・・
バーレッスンの最後にリンバリングをして筋肉をストレッチし、関節可動域の改善を図る事はとても大切ですね
『関節可動域の改善』をバレエ的に考えてみましょう
可動域をどのように改善したいか
・・・可動域を広げたいですね
ストレッチで身体中の様々な部位の関節の可動域を広げたいですが、特に股関節の可動域を広げたいです
そして、股関節の可動域を広げるためにしなくてはいけない事がありました
足裏のアーチ構造を使って床を真っ直ぐ押して立つ
↓
内腿の一番上・体幹を使って骨格アライメントに沿って頭の先まで真っ直ぐ伸びる
体幹を使って上半身を徹底的に引き上げ、股関節に動く余裕を持たせ可能な限りアン・デオールします
アン・デオールするということは、まず可動域を広げるということです
そこから更にストレッチをしていくためには・・・
骨盤底筋群から下腹をえぐり上げ
↓
上半身を引き上げ続ける状態を維持し
↓
骨盤と大腿骨の隙間を常に開けておく必要があります
『下腹で上半身の体重を持って、脚に上半身の体重を乗せない!』
くらいの意識で引き上げていてください
そこまで頑張って引き上げて初めて、骨盤を前に傾けたり、脚を上げていくことができるのです
*床の上でのストレッチ*
ここからは床の上でのストレッチの解説です
<床にお尻を下して開脚して上半身を前にストレッチする>
1)脚を横に開脚する
下腹で上半身を引き上げ、大腿骨をアン・デオールして開脚します
この時、坐骨の前の方が床に触るように意識してください
坐骨だけが床に触っているように上半身を引きあげます
坐骨の後ろの方が床に触ると骨盤が後ろに傾斜してしまい、お尻の肉も床に触ってしまいます
上半身を大腿骨から引き離す(引き上げる)のと同時に大腿骨は足先で骨盤から引っ張り出すようにします
2)上半身を前に倒す(ストレッチする)
坐骨だけが触っている状態から更に下腹をえぐり上げ、上半身を上に引き上げながら骨盤を前に傾けていきます
この時、背中を丸めないように注意します
上半身を引き上げながら骨盤を傾けるのです
頭の先は骨盤が傾いていく先に引っ張り続けます
↓
ある程度まで骨盤が傾くと坐骨は後ろに滑り出ていますので、床に触れなくなります
↓
大腿骨は足先で骨盤から引っ張り出し続けます
床にお腹が触るところまで行くには相当期間がかかりますが、無理をしないで地道に頑張っていきましょう
<長座に座って上半身を前にストレッチする>
脚を前に伸ばして座り上半身を前に倒します
1)床にお尻を下ろして両脚を前に伸ばす
脚をアン・デオールしていない状態のため
大腿骨の大転子が骨盤に引っかかりやすいので、開脚の時より更に股関節の中で骨盤と大腿骨との隙間を開ける必要があります
*ここ大切*
前にストレッチを行う以前に・・・
骨盤が真っ直ぐ立ち、坐骨の前の方だけが床に触っている状態になれなければ、骨盤が前に傾斜できません
ストレッチをしているつもりでも、背中が曲った状態になっているだけになってしまいます
<開脚して上半身を横にストレッチする>
これはバーレッスンで何度も出てきた横にカンブレをします
骨盤は真っ直ぐに立ったままの状態で骨盤から上の脇を横にストレッチです
*ここ大切*
☆坐骨は左右とも床に触っている状態を崩さないように注意します
☆上になる方側の脇はストレッチするイメージが湧きますが、両脇を横方向へ引っ張り出すイメージでストレッチしてください
☆前や横にストレッチをして戻ってくるときは、更に体幹を使って引っ張り上げるような意識を持って動いてください
柔軟性には個人差がありますので、すぐには理想のストレッチは出来ないと思いますが
無理をせず、地道に毎日続けることが重要です
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⑭リンバリング、ストレッチ~その2~
2019.09.30
バレエ教師が伝えたい バレエのレッスン疑問点 no.77
バーレッスンの流れ
⑭リンバリング、ストレッチ~その2~
『⑬リンバリング、ストレッチ~その1~』ではリンバリングとストレッチの違いをお話し、手で脚を持ってリンバリングする場合を解説しました
バレエのレッスン疑問点 no.76 バーレッスンの流れ ⑬リンバリング、ストレッチ~その1~
今回は、バーに脚を乗せてリンバリングする場合のお話をします
バーに脚を乗せてリンバリングする場合も勿論、体幹を使って行います
バーに脚を乗せていなくても引き上げられた強い軸の上にきちんと乗ったバランスで脚が上がっている状態・・・がベストです
これを確認しながら行ってください
*バーに脚を乗せる場合の手順 横*
1)バーに向かって真っ直ぐに立ち、両手をバーの上に乗せ、右足前の5番ポジション
2)足裏のアーチ構造を使って床を真っ直ぐ押して立ち、内腿の一番上・体幹を使って骨格アライメントに沿って真っ直ぐ伸びます
体幹を使って上半身を徹底的に引き上げ、股関節に動く余裕を持たせ可能な限りアンデオールします
3)右足を横へデヴェロッペします
横に伸ばし切ったところでバーの上に脚を乗せます
*注意点*
ここで骨盤が歪まないように注意します
バーに乗せた脚は頑張って上げていなくても良くなります
前腿の力を抜く
↓
下腹をえぐり上げ上半身を引き上げ、股関節の隙間を広げる
↓
股関節の中で大腿骨をしっかりとアン・デオールする
↓
脚を股関節から抜き出すように引き伸ばし続けることを意識する
上げている脚のハムストリングス(坐骨の下から膝の後ろまでの腿の裏側の筋肉)をストレッチしていることも意識して、股関節の周りの筋肉を縮めて固まらないように注意します
*ここ大切*
股関節の隙間を広げ、しっかりアン・デオール
これが出来ていないと、バーに乗せた脚に骨盤がついていってしまい、骨盤が歪み、片方のお尻が上がってしまいます
骨盤が歪むということは・・・
骨格アライメントが崩れる
↓
身体中の関節や筋肉が十分に機能を発揮できる状態ではなくなる
↓
身体のあちこちで余分な筋肉に力が入る
↓
必要ではない筋肉が発達してしまう
場合によっては、怪我に繋がってしまうこともあります
*もう一つ大切なこと*
股関節のアン・デオールはしっかりできていても、バーに乗せた脚を引き伸ばすことだけ頑張ってしまうと・・・
軸足が上げた脚に連れていかれた状態になってしまい、骨格アライメントが崩れてしまいます
下腹をえぐり上げ、足裏で床を押し、頭の先までしっかりと引き上げ、軸足の上に真っ直ぐに乗ったONバランスでいられるように注意します
4)ドゥミ・プリエします
更に下腹をえぐり上げ、足裏と頭の先で身体を引き伸ばして軸足をドゥミ・プリエします
プリエすると、見た目には下にさがっていくので、
※床に向かって押しこむようにプリエする方
※のめり込んでしまう方 を見かけますが、意識を変えましょう!
指裏で床を押し、足裏アーチから上に引き上げていくイメージを持ってください
*ここ大切*
プリエはただ膝を曲げるのではありません
<プリエするとき>
足裏と頭の先で、上下に引き伸ばし続けているのを止めずに、内腿を左右に引き伸ばす
(自分で膝を曲げていく意識はしない)
<プリエから伸びていくとき>
下腹で更に上へ引き上げるから、膝が伸びた状態になる
(自分で膝を伸ばしていく意識はしない)
5)ルルベします
また下腹をえぐり上げ、足裏と頭の先で身体を引き伸ばして軸足ルルベにします
ルルベもドゥミ・プリエの時と同様に
指裏で床を押し、足裏アーチから上に引き上げていくイメージです
ドゥミ・プリエと違うのは、本当に身体が背伸びの状態まで浮いていかなければなりません
*ここ大切*
ここで重要なのは脚の筋肉(前腿やふくらはぎ)ではなく
足裏と下腹です
指裏で床を押し、足裏アーチから上に引き上げていくと同時に
下腹をえぐり上げ、足裏と頭の先で身体を引き上げていきます
肩が上がってしまわないように、下腹をえぐり上げるときに
坐骨の下をひょいっと押し上げるようなイメージ を持つのも良いですね
ルルベからア・テール(踵が床に触った状態)に戻るときも
戻るというイメージではなく
頭の先を上に引き上げながらハムストリングスから踵までの裏側をストレッチしていくようなイメージ を持ちます
*注意点*
ルルベに上がっていく時、身体の軸も指先の方へ移っていきます
ア・テールに戻ってくる時、身体の軸も戻ってきます
(身体の軸は床に設置している足裏の面積のちょうど真ん中と考えるため)
6)バーに乗せた脚の方へカンブレします
更に下腹をえぐり上げ、足裏と頭の先で身体を引き伸ばして、左手をバーから離しアン・ナヴァン
そのままアームス2番ポジションに動かし、アロンジェを通りアン・オーに動かします
もう一度、下腹をえぐり上げ、足裏と頭の先で身体を引き伸ばして、バーに乗せた脚の方へカンブレしていきます
左手はアン・オーに引き上げ続けています
*ここ大切*
横に丸く曲がっていくのではありません
骨盤から上の背骨の間隔を1つずつ引き離し、両脇を横へ引き伸ばしていくイメージです
その後更に遠くに引き伸ばしていく意識を持ちながら、真っ直ぐに戻っていきます
左手はアン・オーのままで、上体が真っ直ぐになったらアームス2番ポジションへ、アロンジェからアン・ナヴァン、バーの上に乗せます
*ここ大切*
戻っていくと書きましたが、カンブレする前より背が高くなったイメージが出来るように戻ってきます
アン・オーからアームス2番ポジションに動かすときも、更に背が高くなるイメージを持つようにします
7)反対方向にも同様にカンブレします
ここまで、まずきちんとできるようにしましょう
前と後ろはもっと大変です
*バーに脚を乗せる場合の手順 前*
☆横から前に体の向きを変える場合
☆片手バーでバーに向かって前にデベロペしていく場合
の2種類あります
*横から体の向きを変える場合*
横に上げてバーの上に置いている状態から下腹をえぐり上げ、足裏と頭の先で身体を引き伸ばして、軸足をルルベして、身体の向きが脚に対して前向きになるように変えて、ア・テールになります
大変難しく、バーに上げた脚の骨盤が上げた脚に対して真っ直ぐに向くことができるように意識してください
本当に下腹で骨盤を引き上げて、股関節を広げるように隙間を開けていかないと出来ません
*片手バーでバーに向かって前にデベロペしていく場合*
横に上げる場合と同様です
1)バーに対して45度くらいバーの方を向いた角度で斜めに立ちます
左手をバーの上に乗せ、右足前の5番ポジション
2)横の場合と同じ
3)右足を前へデヴェロッペします
前に伸ばし切ったところでバーの上に脚を乗せます
骨盤が歪まないようにする*注意点*
そのための*ここ大切* *もう一つ大切なこと*
なども同様に注意、意識、イメージします
前も注意しなくてはいけない事は横と同様です
カンブレは前と後ろになります
*前のリンバリングが終わり横に戻る場合*
下腹をえぐり上げ、足裏と頭の先で身体を引き伸ばして軸足をルルベして、脚が横の状態になるように身体の向きを変えてア・テールにおります
*バーに脚を乗せる場合の手順 後*
最後に後ろです
後ろはほとんどが横から向きを変えることが多いです
下腹をえぐり上げ、足裏と頭の先で身体を引き伸ばして軸足をルルベして、脚が後ろの状態になるように身体の向きを変えて、ア・テールにおります
*注意点*
前にリンバリングをした状態から後ろになるように向きを変える場合は
一度、横方向になったことを確認してから、後ろ方向に向きを変えます
バーに乗せている脚は、いつも股関節を広げてしっかりアン・デオールをし続けることをイメージしていてください
骨盤が歪まないようにする*注意点*
そのための*ここ大切* *もう一つ大切なこと*
なども同様に注意、意識、イメージします
後ろはバーに脚を乗せることで、軸足に対して45度以上脚が上がっていますので、骨盤は前に傾斜しています
下腹をえぐり上げ、骨盤が前に傾斜していくと同時に
↓
肋骨から上は上に向かって伸び上がるようにし、後ろにカンブレしていくような状態になります
カンブレは前と後ろになります
後ろのカンブレは後ろに反るイメージではなく、上体を上に引き上げて、胸を上に押し上げるイメージです
無理すると腰を痛めますので、身体の使い方を意識してカンブレしてください
*バーに脚を乗せるリンバリングの最後*
下腹をえぐり上げ、軸足の足裏と頭の先で身体を上下に引っ張り合う
↓
同時にバーに乗せている脚を更にアン・デオールして、身体の軸から上げている足先を更に遠くへ引っ張り出すことでバーから足が離れる
↓
足先を遠くに引っ張り出し続けることで足先が円を描くようにして床に置くことができる
足先が円を描いて床に向かっていく時、同時に頭の先を上に向かって引き上げ、身体の軸が動かしている脚に負けてしまわないように注意します
*ここ大切*
後ろはバーに脚を乗せていることで骨盤が前に傾斜していますので、足先が円を描いて床に向かっていく時に下腹をよりえぐり上げ、骨盤を真っ直ぐに立てていくことも同時に行います
背中から頭の後ろを通って頭の先に引き上げる意識を持つと骨盤を真っ直ぐに立てる助けになります
リンバリングは体幹使って行いますが、床で行うストレッチも実は体幹を使っていなければ身体に負担をかけてしまい怪我に繋がってしまいます
今まで自分は身体が硬いから・・・と諦めていた方も体幹を使ってストレッチをしていくと柔らかい方に比べると時間はかかりますが徐々にストレッチできるようになります
正しいストレッチを覚えていくことが大切です
リンバリング、ストレッチ~その3~では
☆床の上で行うストレッチの手順
☆ストレッチの効果や注意点
☆バーレッスンの最後にリンバリングやストレッチを行う理由
など、きちんと解説していきます
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*トレーニング回数を数え、耐えながらトレーニングをするのではなく、レッスンのように意識することや注意点など聞きながらトレーニングを行うので、イメージしやすい
*今までは、レッスンに行かなければ受講できなかったことが
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⑬リンバリング、ストレッチ~その1~
2019.09.23
バレエ教師が伝えたい バレエのレッスン疑問点 no.76
バーレッスンの流れ
⑬リンバリング、ストレッチ~その1~
*リンバリング*
limbering・・・英語
limber 柔軟体操、筋肉をしなやかにする の意
バレエにおいては
バーレッスンの途中や最後に脚を手で持って上げたり、バーに脚を乗せて、プリエしたりポール・ド・ブラしたりして筋肉を伸ばすことを指します
*ストレッチ*
stretching・・・英語
stretch 伸ばす、広がる、引っ張る などの意
スポーツや医療分野において
☆身体のある筋肉を良好な状態にする目的でその筋肉を引っ張って伸ばすことを言います
☆筋肉の柔軟性を高め関節可動域を広げます
☆その他、呼吸を整えたり、精神的な緊張を解いたりするという心身のコンディション作りにも繋がります
リンバリング、ストレッチはお伝えしたいことがたくさんあるので3回に分けてお話しします
私はストレッチという大きな分類の中にバレエのリンバリングがあると考えます
リンバリングは脚を持って上げたり、バーに乗せたりします
綺麗に脚を上げるための訓練です
立って脚を上げるということは、ただストレッチすることとは意味が違うのはおわかりですか?
リンバリングはストレッチの効果をしっかり理解したうえで、体幹を使ってきちんと立った状態を維持しながら行います
はっきり申し上げますが・・・
骨盤が傾いたり、骨格アライメントから外れた形でいくら沢山脚を上げても、必死に頑張っても意味がないということです
床に対して真っ直ぐに立ち、骨盤の向きと傾きを正確にして
(前と横は骨盤は真っ直ぐですが、後ろは少し前に傾いていきます)
手で持っている脚やバーに乗せている脚が、手やバーが無くても引き上げられた強い軸の上にきちんと乗ったバランスで脚が上がっている状態でなければいけません
体幹できちんと引き上げられ、そこに柔軟運動が加わる
↓
股関節部分の骨盤と大腿骨の隙間が十分に開く
↓
股関節の可動域を広げていくこともできるようになる
↓
バレエに必要なアン・デオールもきちんとできるようになってきます
*手で持って脚を上げるときの手順*
デヴェロッペと同じプロセスを通ります
デヴェロッペの詳しい説明や意味は
バレエのレッスン疑問点 no.72 バーレッスンの流れ ⑨アダジオ をご覧ください
1)バーに対して垂直の向きに立ち、片手をバーの上に置きます
バーの外側の足が前の5番ポジションで立ち、外側の腕はアン・バーポジション
2)足裏のアーチ構造を使って床を真っ直ぐ押して立ち、内腿の一番上・体幹を使って骨格アライメントに沿って真っ直ぐ伸びます
体幹を使って上半身を徹底的に引き上げ、股関節に動く余裕を持たせ可能な限りアンデオールします
3)アン・バーの腕をアン・ナヴァンを通り、アームス2番ポジション(横)へ動かします
4)前へデヴェロッペしていきます
アチチュードのポジションまできたら、上から踵を手で持って脚を伸ばしていきます
*注意点*
脚を上げている側のお尻がつられて持ち上がらないように、股関節でアン・デオールすることを意識してください
5)下腹をえぐり上げ、軸で引き上げることによって、身体で脚を支える意識を持って手を離します
離した手は2番ポジションもしくはアン・オーに動かします
6)身体を更に引き上げながら、足先を引っ張り出すように脚を下していき5番ポジションにします
*横も同様にします*
アチチュードで踵を持つときは、脚の前から持ちます
*後ろは大変難しいです*
4)の時、パッセまでは同じですがアチチュードにいく時に
↓
下腹をえぐり上げ、骨盤が前にカンブレしていくと同時に
↓
肋骨から上は上に向かって伸び上がるようにし、後ろにカンブレしていくような状態になります
アチチュードになったら、手で内腿を下から支えるように持ち脚を上げていきます
骨盤はさらに前へカンブレしていき、肋骨から上は強く上に向かって引き上げます
5)は同じです
6)脚を下ろしていく時
骨盤が前に傾いているので、下腹のえぐり上げる力が大変重要です
*ここ大切*
脚を下すと考えるのではなく
↓
骨盤をえぐり上げ、真っ直ぐな位置に立てていき背中も上に向かって伸びていく
↓
脚が床に触った・・・とイメージしてみてください
初級クラスのレッスンでは、このリンバリングをアダジオのアンシェヌマンにする場合があります
*もう一つのリンバリング*
バーに脚を乗せてリンバリングする場合があります
これは、次回、詳しくご説明します
ストレッチはただ、やみくもに身体を柔らかくするのではなく体幹を使っていくことを意識してください
そうすることで身体の柔軟性も高まっていきます
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⑫グラン・バットマン
2019.09.16
バレエ教師が伝えたい バレエのレッスン疑問点 no.75
バーレッスンの流れ
⑫グラン・バットマン
*グラン・バットマン*
grand battement・・・フランス語
grand・・・「大きな」という意味の言葉がついたバットマンです
バレエにおいては脚を空中に大きく振り上げることを指し、パの用語です
股関節の中を広げ脚の動きを自由にさせ、脚を高く上げるように稽古します
バットマン・タンデュ
↓
バットマン・ジュテ
↓
グラン・バットマン
・・・と動き(勢い)がどんどん大きくなっていきます
矢印でまとめてお気付きかと思いますが脚の動きとしては、同じプロセスをたどっていきます
グラン・バットマンはバットマン・タンデュと同じプロセスを通過して、脚を高く振り上げて下す一連の動きを指します
タンジュ、ジュテ、グラン・バットマン・・・違うのは勢いです
力任せに脚を上げる、ということではなく
足裏のアーチ(土踏まず)が、どのような勢いで脚を出し始めるか
ということです
たとえて言うと5番ポジションに立った前足の土踏まずの前にボールを置きます
そのボールを
バットマン・タンデュは床の上を跳ね上がらずコロコロ・・・と蹴り出す
↓
バットマン・ジュテは床の上を跳ね上がらないが部屋の隅まで一気に蹴り出す
↓
グラン・バットマンは自分の頭の上に蹴り上げる
私はこのようなイメージで指導しています
5番ポジションから脚を出し始める時が重要なのです
腿の力(・・・前ももの筋肉)を利用して力で上げてしまうと骨盤もつられてしまうので、上半身が傾いてまっすぐ立ってられなくなります
タンジュ、ジュテ それぞれの意味や動きの説明はこちらから
タンジュ バレエのレッスン疑問点no.63 バレエで美しく痩せるために必要な体幹のこと⑲バレエの基本中の基本~タンジュ~とは
ジュテ バレエのレッスン疑問点no.67 バーレッスンの流れ④ジュテ・デガジェ
*グラン・バットマンの手順*
1)バーに対して垂直の向きに立ち、片手をバーの上に置きます
2)バーの外側の足が前の5番ポジションで立ち、外側の腕はアン・バーポジション
足裏のアーチ構造を使って床を真っ直ぐ押して立ち、内腿の一番上・体幹を使って骨格アライメントに沿って真っ直ぐ伸びます
体幹を使って上半身を徹底的に引き上げ、股関節に動く余裕を持たせ可能な限りアンデオールします
3)アン・バーの腕をアン・ナヴァンを通り、アームス2番ポジション(横)へ動かします
アームス(腕)でも体幹を使って真っ直ぐな軸を伸び上がるのを助ける意識を持ちます
4)前へグラン・バットマンする
2)をし続けながら、両足指の裏(腹)で更に床を押し足裏の筋肉を収縮させ、動き出すきっかけを作ります
重心は軸足に置いたまま内腿・骨盤を引き上げ両脚のアンデオールをし続けながら、足先で前にあるボールなどを頭の上に蹴り上げるイメージで振り上げます
タンデュよりも勢いが大きい分、軸足と上半身で引き上げる強さも大きくしていきます
5)脚を振り上げたら、そのまますぐ下してきます
下腹をえぐり上げ、背中を引き上げ、股関節でよりアン・デオールを意識して
足先が床にさわる瞬間を自分でコントロールするようなイメージで、タンデュを通り5番ポジションへ
↑
コントロールするところ、重要です
6)同様に横と後ろも行います
*注意点*
前と横は骨盤を真っ直ぐのままで行います
後ろですが、骨盤が真っ直ぐのままで上げられるのは、バットマン・ジュテの高さまでくらいです
そこから先は骨盤を傾けなければ上がりません
*後ろへ脚を上げるときの手順*
下腹をえぐり上げ、股関節を広げ、前にカンブレしていくように骨盤を傾けていきます
それと同時に、肋骨から上は後ろへカンブレするように押し上げていきます
前にカンブレしていく同時に後ろへカンブレ・・・むつかしいですね
頭の先はずっと上に向かって伸び続けていてください
後ろへカンブレするとき肋骨は上に向かって伸びあがっていきますが、骨盤が前にカンブレするために傾斜していますので、現実には肋骨を前に押し出していくことになります
この時、頭の先が上に向かって伸び続けていないと、前に行く動きが多すぎて前につんのめってしまいます
*脚を下していく時の手順*
下腹をえぐり上げ、骨盤を真っ直ぐ立てるところに戻すと同時に、背筋を骨格アライメントに沿った真っ直ぐの軸に引き上げながら動いていき、それに伴って脚が床に降りていきます
上げた脚を下ろしてくるのではなく、上半身をアライメントに沿った真っ直ぐな場所に戻してくるから、足が床に届くのです
前や横と同じように下腹をえぐり上げ、背中を引き上げ、股関節でよりアン・デオールを意識して、足先が床にさわる瞬間を自分でコントロールするようなイメージでタンジュに置いてください
*後ろへ脚を上げるときの手順*
*脚を下していく時の手順* は
脚をデガジェ以上の高さに上げていく時に必要になります
脚を上げる高さが90度くらいならカンブレの角度が少なく、もっと上げていくのであればカンブレの角度を大きくしていきます
ゆっくりな動きの時も早い動きの時も身体の使い方は同じです
*ここ大切*
グラン・バットマンは脚を、振り上げて下すまでが一連の動きです
振り上げたところで止まりません
そして
タンデュ・・・脚を伸ばしていく・・・
の延長線にグラン・バットマンがあるので、振り上げる脚も、軸足も、身体も、伸ばし切って緩めないように注意します
以前にバレエの基本中の基本の一つにタンデュがあるとお話しました
バーレッスンで行う色々なパの中にタンジュって本当によく出現してきたと思います
タンジュは脚を前や横、後ろにただ出すのでなく、全身を使って動いています
そして、バーレッスンのプリエからグラン・バットマンまで徐々に動きも勢いも大きくなってきて、大きくなった動きや勢いに負けない強い軸を作ってきました
これがセンターレッスンに繋がっていきます
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