瀬間亜理砂バレエ教室のブログ

①方向の用語

バレエ教師が伝えたい バレエのレッスン疑問点 no.80

 

センターレッスンの流れ

 

①方向の用語

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

センターレッスンを始める前に、まずは方向のお話です

 

バレエはポジションがきちんと決まっていて、ポジションからポジションへの移動経路もきちんと決まっています

 

踊るときの身体の向きや進んでいく方角などもきちんと決められているのです

そして、決められた身体の向きに対してどんなポーズに手足を出すのかそれぞれ用語があります

 

 

 

バレエの用語はフランス語からきている用語が多いので、聞いただけではパッと理解することは難しいです

 

レッスンの時に先生からの声掛けが動きや方向の説明をされているのか、自分への指導の声掛けなのか…

用語の意味がわかるとレッスンで先生からの声掛けにアタフタしなくなりますね

 

 

 

 

 

*8つの方角*

バレエでは正確で美しいポジションを作るため、また、バレリーナがそれぞれの立っている位置にかかわらず方角に関して共通の認識を持つために8つの方角が決められています

 

 

方角に対しての番号はメソッド(教授法)によって違いますが

正面を起点として360度を45度ずつ8つの方角に割ります

 

 

自分の前後左右とその間の斜めの方向です

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この時大切なのは、自分が正方形の中心に立っていると考えることです

 

大体のレッスンスタジオや劇場の舞台は長方形ですので、斜めの角度をスタジオや舞台のコーナーに向いてしまうと正確な45度の角度ではなくなってしまいます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この8つの方角を常に頭の中で考えながら正確な角度にコントロールして踊る感覚を身に着けると、それぞれのパのポジションも正確になり、踊りがスッキリしてきます

 

 

 

 

*アン・ファス*
en face・・・フランス語 正面で の意

face・・・顔、表、正面 の意

 

バレエにおいては

身体の向きを観客に対して真正面に向けるポジションを指します

図の1の方角です

 

 

 

 

*クロワゼ*

croisé ・・・フランス語 交差した、十字の の意

      英語の cross =クロス にあたります

 

 

 

*エファセ*

 effacé ・・・フランス語 消す、引っ込める、控えめな の意

 

 

 

*エカルテ*

 écarté ・・・フランス語 広げた、間を離した の意

 

 

上記の3つともバレエにおいては

身体の向きを観客に対して斜め45度にとるポジションを指します

図の2 4 6 8 の方角です

 

 

違いは脚がどうなっているかです

 

 

*クロワゼ*

身体の向きを観客に対して斜め45度にとり、正面(観客)から見たときにバレリーナの脚が交差しているポジション

例)図で8の方角に向き右脚が前になるようなポジション

  8の方角に向き、右脚前5番ポジションや8の方角に向き左脚後ろへ出した第3アラベスクなど

  ※斜めの角度すべてにあり得ます

 

 

*エファセ*

身体の向きを観客に対して斜め45度にとり、正面(観客)から見たときにバレリーナの脚が交差していないポジション

例)図で2の方角に向き右脚が前になるようなポジション

  2の方角に向き、右脚前5番ポジションや2の方角に向き左脚後ろへ出した第2アラベスクなど

  ※斜めの角度すべてにあり得ます

 

 

 

*エカルテ*

*クロワゼ**エファセ*と同じく、身体は正面(観客)に対して斜め45度向きなのですが、それに加えて自分の横方向に脚を出した状態を指します

図で2や8の方角に向き横方向に脚をだしたポジション

 

 

*クロワゼ*と*エファセ*の2つは混乱してしまいがちですが、斜め向きに立ったときに脚をクロスさせて使うかどうかの違いだけです

 

そしてそれは、5番ポジションや4番ポジションだったり、脚を前タンジュしていたり、後ろにアチチュードでポーズしていたり、あらゆる状況で出てきます

 

 

 

 

脚を出す方向についての用語は

 

*ドゥヴァン*

devant・・・フランス語 前に の意

 

バレエにおいては

脚を前に出したり、上体を前に倒したりするときに使います

 

 

 

*デリエール *

 derrière :・・・フランス語 後ろに の意

脚を後ろに出したり、上体を後ろに倒したりするときに使います

 

 

 

*ア・ラ・セコンド*

 à la seconde ・・・フランス語  2番に の意 

 

バレエにおいては

横方向に の意味で使われます

 

 

 

*エカルテ* と *ア・ラ・セコンド* はどちらも横に脚を出していますが身体の向きと上体の使い方が違ってきます

 

 

 

*エカルテ・ドゥバン*

身体の向きを観客に対して斜め45度にとり、正面(観客)により近い方向(正面に対して前方向)に足を出したポジション

例)図で8の方角に向き右脚を横方向に出したポジション

 

 

 

*エカルテ・デリエール*

身体の向きを観客に対して斜め45度にとり、正面(観客)から見て奥方向(正面に対して後ろ方向)に向けて足を出したポジション

例)図で2の方角に向き右脚を横方向に出したポジション

 

 

 

これらの用語を使い、自分の向く方角とどちらの脚をどこに出すのかが決まってきます

☆右脚『クロワゼ・ドゥバン』へ『タンジュ』…と言われたら

図の8の方角に向いて、右脚を前にタンジュします

 

☆右脚『エカルテ・デリエール』へ『デベロペ』…と言われたら

図の2の方角に向いて、右脚を横にデベロペします

 

☆左脚『エファセ・デリエール』で『アチチュード』『バランス』…と言われたら

図の2の方角に向いて 左脚を後ろアチチュードでバランスします

 

 

 

*補足*

発表会などの振付やリハーサルなどでよく使われる言葉です

 

*上手(かみて)*

*下手(しもて)*

これは日本語です

日本の伝統芸能で使われていて、舞台に関わる方々の共通認識として使われます

 

上手は、客席から見て右
下手は、客席から見て左 です

 

 

リハーサル中に「もっと右に」と言われたときに、バレリーナや舞台の袖にいるスタッフの右側と、観客や前から見ている先生やスタッフの右側は向き合っているので反対になってしまいます

 

そこでどこの位置にいてもわかるように「もっと上手に」と言われるのです

 

 

 

 

これらの方角や脚の方向に付け加えてレッスンの時はアームスのポジションの指示もありますので、しっかり覚えないとドンドン混乱してしまいます

 

 

バレエの用語を意味と一緒に覚えると覚えやすいと思いますので、頑張って覚えましょう!!

 

 

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